
今年も函館本線山線、石北本線、宗谷本線で順調にラッセルが走っています。ただ少雪でラッセルらしいシーンを見るのが難しい状態になっていますが、車両の老朽化に加えて降雪量が年々減るようなら、ラッセルの存在も危ういものになるでしょうね。そう言えばJR北海道ではラッセルの新しい車両を導入するという計画があったように思いますが、全くその話を耳にしません。どうなってしまったんだろうなと思うのですが、もし新型車両が入った場合、やっぱりH100型が先行投入になる函館本線なのかな?と。
さて今年のラッセル、既に函館本線の回送を札樽間で何度か撮っていますが、今のところノロッコカマには出会えていません。まあノーマルの原色機の方が本来の姿ですし、好みでいえば原色の方ですが、新たにノロッコカマになったカマを見てみたい気もしています。
なんでも今年は函館本線同様複線型が投入されている石北本線で単線型が入っていることがあるんだとか。複線型の廃車が進み不足気味という感じなのでしょうかね。そもそも現在定期の雪列車が運行されている場所はどれも単線ですから複線型を使っていること自体前から不思議に思ってはいたのですが、複線型の方が都合がいいのだろうと解釈していたものの、単線型が石北線に入っていることがあるとなれば今までのはなんだったのか・・・と。そこでちょっと期待するのは函館線にも単線型が入らないかということ。もう単線型はしばらく撮ってませんから久々に撮ってみたいなと思うんですがね。それに複線型は撮る方向を選ぶんですよね。通常の撮り方、進行方向右側から狙うと複線型なのでラッセルヘッドのラッセルらしい姿で撮ることができず、進行方向左側、ラッセルヘッドが口を開いている側で撮ろうとするといい場所があまりないのです。 撮っても撮っているのは回送ですのでラッセルらしい姿ではないんですがね。ただ回送の強みは作業中ではNGな距離感で撮れるということ。ラッセルの撮影の場合氷塊などが飛んでくることがあるので必要以上に下がって望遠で狙うか高い位置から撮るのが定番ですが、回送は作業をしていませんので、通常の列車同様の距離で撮れるというのが強みでしょうかね。とはいえそれでも近づき過ぎは厳禁ですが。
ラッセルらしい姿ではない回送ではありますが、ラッセル車が明るい時間帯を、しかも最近では臨時列車もめったに走らなくなり、甲種回送も隠すように札幌圏には暗くなるのを待ってやってくるようになってしまった中、走ってくれるだけでも十分かなと私は思っています。 ただ、せっかくなのでまた作業中の姿を撮ったことのない石北線ラッセルは1回くらい撮ってみたいなとは思うんですけどね。
というわけで今日は先日撮ったものを。複線型は単線型に比べてラッセル感が薄いですが、作業中は単線型にはない長いブレードを展開した姿は独特な形で面白いなと思うんですよね。 複線型の場合は言うならば高速道路や空港の滑走路で右から左に雪を飛ばす除雪トラックと同じ要領といったところでしょうか。 |
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