
北海道中央バスでは2台のレトロ風バスを保有しており、長らく小樽市内の観光地を回る小樽散策バスや一部定期観光バスでも運行していました。しかし数年前から見かけなくなってしまっています。車両自体がとっくに廃車時期を迎えていたため、置き換えられてしまったのだろうと思っていたところ、先日おたもい車庫前を通りかかった時に見てみたところ、なんとまだ2台とも中にいるではありませんか。廃車、解体になっていなかったんですね。
最近では小樽散策バスの案内にもろまん号が扱われなくなっていたので、ひっそり引退して解体されてしまったのだと思っていたのですが、まだ生きていました。しかもナンバーがついています。
引退どころか近年与えられた100系統の系統番号までつけられていますので、現役の車両ということなのでしょう。ただ小樽市内では全く見かけないんですよね。私とのめぐりあわせが悪いだけなのでしょうか。
このろまん号、動態である最大の証しは車両間に挟まるように止まっている方。ろまん号の後に通常の車両がいるいうことは、後の車両が離脱車でない限り、この車両を使うとなった場合前にいるろまん号をどかさなければなりません。よって離脱させてとりあえず保管しているという状況ではなく生きている車両となるのではないでしょうか。
現在は冬季間は運行がないだけで、夏の間はちゃんと今でも運用があるのでしょうか。思えばここのところ夏場に小樽へ行けていないのでそれで最近見ないと私が感じているなら納得です。 ただ以前は冬も普通に走っていたんですけどね。車体もだんだん経年劣化して来ていて、ルーフが弧を描くようにバナナってしまっていたようですので、活動が制限されているのかもしれません。
このろまん号の姿、小樽の町並みと共にまた見ることができるのでしょうかね。 |
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