
今日はジェイアール北海道バスから1台ご紹介です。 今日ご紹介するのはジェイアール北海道バス厚別営業所所属の札幌200か353、日野ブルーリボン・ワンステップです。
このクルマは00年JHBが新製導入したもの。当初は手稲営業所に配備されましたが、12年に厚別に転属しています。 99年に続いて2度目のブルリワンステの導入となりましたが、なぜこのクルマを今日ピックアップしたかと言えば、00年6月導入のため。 今年JHBは創立20周年の節目を迎えたわけですが、99年導入分はJR北海道が導入しているんですが、00年6月導入分は分社化後ですのでJHB導入ということになるわけです。 なのでこのクルマはJRのロゴを1度もつけたことのない世代ということになるわけですね。
ということはこのクルマも早いもので20年目のクルマということになります。既にJR北海道導入分のクルマはおそらく全廃しているのではないかと思われますし、このJHB導入一期生も残りがわずかという状態。このクルマはそんな生き残りの1台となっています。創立20周年というのはそういうことなのでしょうね。
なおこれらのクルマは幕式表示機で導入になっていますが、比較的早い段階、新製2、3年後くらいにLED表示機に転換されていますので、バスがLED表示機に切り替わっていったのも20年ほど前ということになるのでしょうね。札幌圏で幕式表示機と言えば夕張鉄道の一部クルマぐらいになってしまったのではないかと思います。
今年創立20周年のJHBですが、先日のGW期間中千円で乗り放題という乗車券を販売したり、スケールモデルを販売したりと20周年記念の企画を展開していました。 しかし私が予想するにまだ色々な企画があったのではないかと思うのですが、新型コロナの影響でそれらがみんな頓挫してしまったのではないでしょうか。20年前こんなわけのわからない疫病が発生し蔓延するなど誰が予想したでしょうね。 そんな記念すべき節目の年に泥を塗られた形になってしまって残念で仕方ありませんし、おそらく大々的にイベンとも展開する計画があったのではないかと思いますが、今年のこの状況からするとそれも不可能な状態。来年終息することがあったとしても、1年遅れで記念行事色々やったところで盛り上がらないでしょうから、ほんとに残念な20周年になってしまったなと思うばかりです。
分社後初めて導入したグループに当たるクルマも残りわずかですが、20周年の今年導入になっているクルマで一番長生きなクルマは創立40周年まで生き残ることになるはず。その頃一体どんな車両で埋め尽くされているんでしょうね。 |
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