 日野車のヘビーユーザーである夕張鉄道ですが、先日新旧の並びを見かけました。
札幌22か2176と札幌200か1192の2台ですが、2176は93年式と今では動態保存のような車両、対する1192は04年式で10年ほどの差があります。
双方を見比べてみるとブルーリボンがブルーリボンシティになり、フルモデルチェンジを経ていますが、今ではあまりないような大幅なモデルチェンジだったことが改めてわかりますね。ただ、骨格は同じでリアを見ると特によくそれがわかりますが、モデルがいすゞエルガと統合になるまで、この骨格は長らく使われ続けていました。 現在だと三菱ふそうのエアロスターがそうでしょうかね。現行モデルも96年にデビューした2代目エアロとそんなに変わりなく、特にお尻を見ると灯火類は変わっていますが、骨格には大きな変化がないのがうかがえます。
さてブルリとブルリシティですが、骨格がそれほど変わっていないということは、ブルリの骨組にブルリシティの顔をつけたという感じになるのでしょうか。観光マスクをつけたブルリやブルリシティというものが一部に見られますが、同じようなものでしょうかね。 ブルリシティには日野の路線車で唯一セーフティウィンドウがあるというのも特徴ですが、エルガとモデルが統合になり、さらにモデルチェンジを経て現行型の290系なっても採用になっていないということは、ジェイバスではセーフティウィンドウはあまり効果がないと判断したのでしょうか。
2176はもちろんツーステップですが、1192はワンステップ、でも大きく地上高に差がありませんね。ただ窓枠の高さに差があるため、地上高はそう変えず、車内で床面を下げているということになるのでしょうね。
灯火類でもブルリシティの方が小さくなり、ヘッドライトとウィンカーがひとまとめにされていますね。 コーナリングランプ、バンパーにもウィンカーとブルリシティではプラスになっていますね。
現在では札幌圏で幕式表示機を使い続けているのは夕鉄の古参車だけになってしまいましたが、その幕車も2176の相棒の2175が最近離脱したようですから、さらに減ってしまいました。 ここまで頑張った90年代初めに製造されたブルリはなんとか士別軌道のモノコック車のように動態保存状態で、車両を生かしてもらえないだろうかと思うんですがね。今では幕式表示機をつけていると逆に目立つほどですね。
去年辺りからこの幕式表示のバックライトが急に明るく、そして白っぽくなったように感じるのですが、もしかして蛍光管から蛍光管型のLEDに転換したのかな〜と思っているんですが実際はどうなのでしょう。 |
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