
長らく札幌ターミナルと千歳駅前を結んできた北海道中央バスの急行便。この春のダイヤ改正で大幅備減便となり、1日1往復のみとなり、札幌都心と千歳市内のバスでのつながりがほぼ消えてしまいました。 その代わりに設定になったのが札幌ターミナルー柏葉台団地の急行便。札幌ターミナル発の便としてはこれまでの急行便が区間運転のような形になってしまったわけですが、それでも1日2.5往復のみとこれまでの急行便がほぼ1時間に1本ペースだったことを考えれば大幅に減っています。
その昔は札幌ターミナルー千歳の路線は急行以外の普通便もあって結構便数もあったなと思うのですが、ここまで衰退してしまったんだなと感じさせられます。
さて今日ご紹介するのはその新しくなった急行便。写真は先日撮ったものですが、LED表示がきちっと写るようにと思いこのようなアングルにしてみました。
系統番号には急行と入っていますが、時刻表などを見るとただの97となってます。97系統には他に福住駅発着の福97系統が存在していますが、その急行バージョンと考えるべきなのか、系統番号は同じでも別ものと考えるべきなのかといったところですが、それにしても系統番号と急行の表示が二段になっているというのも珍しい気がします。
以前だと急行便は千歳と大曲の共同運行でしたが、今では大曲のみでの運行になってしまっていますし、残る札幌ターミナルー千歳駅前の急行便も大曲が担当しているんだとか。千歳のクルマが札幌へやってくる回数も随分減っているようです。
そもそもこの柏葉台団地の普通便も元々は札幌ターミナル発着だったはずですね。
札幌ターミナルは高速バスだけでなく、普通便や急行、特急便なども発着していましたが、特急便がなくなり、今では急行便もわずかな本数があるのみ。江別方面も便数を減らしていますので、なんだか一般路線の札幌ターミナル離れが進んでいるような感じがします。
急行便も申し訳程度で残っている千歳駅前発着便から消えてゆくことになるのかもしれませんね。 |
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