先日札幌運転所内にマヤ35がいるのを見かけたので撮ってみました。
マヤ35になってからまともに見るのはこれが初めて。ということでもちろん撮るのも初めてでしたが、噂の車両をようやく見ることが出来ました。
こちらは千歳、江別方です。色はH5系のようですが、サイズが違うのと、前のマヤ34と比べると窓がほとんどないので異様な雰囲気です。 前のマヤ34と比べると全長も長くなっているような気がします。
アルミ合金のダブルスキン構造というのがこのマヤ35。ということは735系と同じ車体ということになりますが、全然別ものに見えますね。735系にはカラーリングがフロントマスク以外ありませんが、こちらは対照的にフルでカラーリングしてあります。もはや銀箱ばかりになってしまったわけですが、こうしてまともに色がある車両というのはいいものです。
これで定員が10名のようなのです。夢空間並みの少なさですね。
こちらは小樽方です。 両方とも妻面にリフレクターがつけっぱなしです。 17年の製造ですが、仕切り戸を見るとほんとに最近作った車両なのかと思うほど昭和の客車という匂いがします。 事業用でも「客」車なんですよね。
気になる妻面です。 貫通戸の上に突起がありますが、これはカメラユニットでしょうか。それとも照明装置でしょうか。架線用の測定機器なのかどうかもよく分からない装置がついています。キヤなら架線関連のカメラだったり照明だったりするんですけどね。
最後に足回りです。
マヤ34に似た足回りですが、空気バネが普通の旅客車両のようにつけられています。事業用ですが乗り心地はかなり改善されているものと思われます。 台枠もマヤ34同様独特なものですね。いろんな測定装置がここについていると思われますが、そのせいか客車の足とは思えません。電車というより気動車のような足周りに見えてしまいます。 もしかするとマヤ35の値段の半分は台車の値段というほど高性能かつ高価なものなのかもしれません。
内部は機器類がびっしりで鉄道車両ではなく事務所のような内部になっているようです。
マヤ34では電源用に発電エンジンを搭載していましたが、こちらではどうなのでしょう。見た感じ排気管などは見当たらなかったんですが、連結する機関車や気動車から給電してもらうということになるのでしょうかね。
出入口のドアのドアノブは最近の車両同様、二段でついていますね。ホーム上などから開ける場合と、運転所などホームではない低い位置から開ける場合にも対応しています。
製造から3年目で初めてまともに見たマヤ35、廃車まで30年から40年ほどですが、この間1度くらいは検測中のシーンを見てみたいものですけどね。
現在はキハ40やキハ150がサンドイッチでマヤを連結して運用していますが、これらの車両が引退していずれ全廃した際、H100がサンドイッチで挟んで運用することになるんでしょうか。となると老い先が短いキハ40と連結しているシーンは今後貴重なシーンになりますね。 |
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