
長らく行かないうちに木が生い茂りすっかり撮りにくくなってしまった夕張川鉄橋。こりゃすごいな〜と思いつつ、確実に抜ける場所があるはずと思って撮影の際行ってみたのが今日の写真。 川の部分であればまず木に邪魔されることはないはずと思ったんですが、まさにその通りでこの部分だけはきっちり抜くことが出来ました。ただ川岸ギリギリのところに既に鉄橋に届かんとしている木がありますので、この木が鉄橋を隠すようになれば長い編成は撮れなくなってしまうでしょう。増水した際倒れて流されるとすっきりしそうですが・・・。 大体6両編成だと電柱3本ちょっとの長さになりますのでやはり川岸の木が今後邪魔になりそうなんですよね。
なぜこの川の上で撮ったか。木に邪魔されずに抜けるだろうと思った他に、清涼感のある画にならないだろうかと思ったんですが、夕張川はご覧のとおり濁っていますのであまり清涼感はありませんでした。 空中写真で見ると夕張川は褐色で、その先で石狩川に合流している千歳川はこんな色ではないようですので、農村地帯を遠回りしつつ延々と流れてくる夕張川故の色なのかもしれません。
さてもう1つ注目すべき点があります。それは橋脚部分。ちょっと見づらいんですが、まさに川のど真ん中にある橋脚に流木が引っ掛かっています。実際に見るとかなり太い丸太が引っ掛かっているんですが、ということは、こんな大きな流木が流れてくるほど、しかも橋脚の結構高い位置に引っかかるほど夕張川が増水したことがあるということになりますね。この流木が引っ掛かっている部分まで水が達しているのを想像するとかなりの量だったのではないでしょうか。いつからこの流木が引っ掛かっているんでしょうね。胆振東部地震の前の日に台風が来ましたが、その時でしょうか。
そしてこの橋脚部分にメモリがついており、黄色と赤の標識もあります。
メモリは水面に向かって低い数字ではなく、橋に向かって低い数字になっていますので、増水した際残り何メートルという風に読み取るようになっているようです。
それによると橋まで残り3.5mのところで黄色ですので注意や警戒、残り2mのところだと思いますが、2m付近で停止、つまり列車の運行を停止するという措置が取られるようです。ただ、列車の停止レベルまで増水した場合を想像すると相当まずい状況になっていることでしょう。たぶん道路も通行止めで撮影している立ち位置も身の危険を感じる状況になっているはずです。
今まで夕張川が停止位置まで増水したということはないのかもしれませんが、川がここまで増水する以前にそもそもそんな豪雨では列車の運行自体がストップしていることでしょう。 最近は今まで想像もつかなかったような災害が発生したりしていますので、今までは停止する位置まで増水したことがなくても今後はちょっとわからないかもしれませんね。
ちなみに今ならこのくらいの川幅なら、現在橋脚3本で支えているところを1本、ないしは両岸に橋脚を置いて川の中には橋脚を置かないという方法が可能なほど技術が向上していることでしょうね。
それにしてもお試しで撮った写真とはいえ、もうちょっとましな被写体だったらな〜と・・・。 |
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