
札幌圏で数多く走る3ドア電車の中でひときわ異彩を放ち、かつレアな存在なのが735系。3両編成2本の6両しかないという希少な存在ですが、この735系が早いもので今年で10年目となります。試運転を開始した時、帯を全く纏わない姿で行っていましたので特に冬の時期に見るとモノクロ写真のような感じにすら見える車両だなと感じたものですが、営業運転を開始するとなっても帯がつくことはなく、現在も車体側面は無地のまま。たぶん鉄道に興味のない人が見ても何か忘れているような見た目に違和感を覚えるではないでしょうか。
前から見ると後輩の733系とラインの色は同じですのでわかりにくいですが、側面を見るとこれぞ銀箱の極みという状態です。
これまでの北海道車両になかったアルミ合金の車体ですが結局試験の結果本採用は見送りになり、733系は再びステンレスへと戻っています。 10年間で数回しか乗ったことはありませんが、車内は731系と733系が融合したような状態でまさに731系から733系への過渡期の車両という感じなのが特徴的です。
2編成しかないため巡り合う率は低いはずですが、意外と見かける車両だったりします。
今年で10年目ということで5年後には鉄道車両の寿命とされる30年の折り返し地点に達するわけですが、その辺りでどのようなリニューアルなどが行われ、どのような変化が出るのかちょっと気になるところです。
さて今日の写真ですが、735系の記事ながら733系じゃないかというものなんですが、6両編成の後3両が735系というものです。 意外とこの735系と733系の組み合わせって撮ってないんですよね。731系や721系との組み合わせでは時々撮っているんですが。 その733系も2年後に早くも10周年を迎える車両が出てくるんですよね。 |
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