レカ郎写真記


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...... 2020年09月22日 の日記 ......
■ 札幌市電の出区   [ NO. 2020092201-1 ]
今日は先日見かけた市電の出区を。

札幌市電では現在電車事業所しか車庫はありません。かつては市内何箇所かにあり、中でも幌北車庫は現在跡地が札幌サンプラザになっているというのは有名なところ。
そんな車庫からの出区の様子です。



出区する車両が出てきました。この日は8500シリーズのラストナンバー、8520形の8522でした。
地下鉄では出区する際引きこみ線上にしばらく止まって本線の列車をやり過ごしてその間に回送車をねじ込んでくるという方法ですが、市電はそんな仰々しいものではなく、車庫内から出て来て一時停止を行う場所で停止、乗務員さんが降りて来て出入り口のところにある操作盤を操作します。おそらく道路の信号を変えるための操作ではないかと思われますが、信号が変わったところで出て行きます。意外にあっけない出区ですが、バスが車庫から出て行く時ほどあっさりしたものでもないという感じでしょうか。



信号が変わって出てきました。普段はカーブして電車事業所前を通る部分ですが、渡り線を通って直進でまずは中央図書館方向に向かいます。LEDの表示は読めなくなっていますが、この時「外回り」の表示を出しながら内回りの線路に入って行きます。これって結構貴重なシーンですよね。おそらくここでしか見れない、外回りの列車が回りを逆走するシーンです。

配線の都合からこのようなことが発生するわけですが、本線もループなら、電車事業所内もループになっているわけです。なので外回りの列車が外回りに入るためには電車事業所構内を一回りしてこないと入ることができませんが、その場合ほんとに外回りの線路を一旦中央図書館方向に逆走する形になるので出来ないことなのでしょうね。

内周りを中央図書館前まで進んだ列車は中央図書館前で折り返し、ここで初めて外回りに入りますが、中央図書館前からは営業入ります。



先ほどの8522号が営業列車となって折り返してきました。今度は外回りに入っていますね。こうして出区していくわけですが、不思議なのはこの列車は夕ラッシュで出区したはずですが、その少し後に入区してきた列車がありました。時間帯的にはラッシュに向けて車両をお本線に出すはずですが、ラッシュ時間帯が終わった後ならいざ知らず、入ってくるものがあるとは。この後もう1本今度は内回りで入る出区列車があるんですが、2本出て行って1本入ってくるなら1本しか実質増えていないことになりますね。ちょっと変わった運用のように感じましたが、その入区に関してはまた後日。

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