
今年30周年を迎えた785系ですが、現在では北海道を走る特急列車で所謂ゲンコツ型ではないのはキハ183系とこの785系だけになってしまいました。 踏切事故を想定して運転席を高い位置へ持っていくという名目からゲンコツ型が多用されるようになったわけですが、結果みんな同じようなデザインになってしまい、どこへ行っても同じ顔のやつがいるという状況。時にキハ261系は今やオホーツク以外の列車すべてに顔を出すようになりましたからなおのことですね。 どれを見ても同じようなものばかり、最近のクルマにも通ずるものがあるように思いますが、そんな中で異彩を放つ存在なのが785系。 789系が事故廃車となってしまった踏切事故、あの事故でもし事故を起こしたのが785系なら乗務員は犠牲になっていたとも言われていますが、ただ733系などは大体同じような高さに運転台があります。ということは785系の高さではちょっと不足があるとしても、733系程度の高さなら大丈夫だという判断で製造したはずですので、ゲンコツ型以外の車両も開発できるはず。そろそろ見飽きてきたゲンコツ型、もっと言うとキハ261系1000番台顔に変わって非ゲンコツ型の車両は出てこないものでしょうかね。
さてこの785系、特徴的なのは頬骨のような部分。ある意味この部分があるためちょっと人間らしさを感じるデザインなのかもしれませんね。
スタビライザー、スカートの穴、ヘッドライトのHID化などここだけ見ても785系がこれまで歩んできた歴史が垣間見えるようです。 |
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