レカ郎写真記


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...... 2020年12月21日 の日記 ......
■ 北海道開発局 サイドウィング付き除雪グレーダー   [ NO. 2020122101-1 ]



今年は岩見沢方面が記録的な豪雪に見舞われ、大変なことになっている一方、ほんのちょっとの差ながら札幌はほとんど雪のない状態が続いてきました。しかしついに来るべきものが来てしまいました。昨年は年明けまで数センチ程度の積雪しかなく、雪まつりの雪を遠方から輸送しなければならないほどでしたが、今年はそんなことはなく、降るべきものが降って積もりました。全然いりませんけどね。

そうなると出てくるのが除雪車ですが、数年ぶりにちょっと撮ってみました。

今日は開発局保有のジョセツグレーダーのご紹介です。

グレーダーと言っても色々なものがあり、主に見かけるのは普通の除雪グレーダー、小さいミニプラウがついたもの、そして今日ご紹介する再度ウィングつきのグレーダーです。
個人的にはこのサイドウィングつきのごついグレーダーがグレーダーの中では一番好みですが、今回初めてサイドウィングを使っている場面を撮ることができました。と言ってもすでに持ち上がってしまっていますが、今までは折りたたんだ状態でしか見たことがありませんでしたので、サイドウィングが動いている姿を初めて見ました。

これまで歩道も同時にこのサイドウィングで除雪するのだろうと思っていたんですが、車道でも使うよですね。4m強の幅があるようなので、主に車体下のブレードがかき出した雪をこのサイドウィングでさらに道路の左端に押しやるという感じで使っているようです。
そのためこのグレーダーが通過した後、交差点内には時に乗用車では乗り越えられない高さの雪山が残されます。
これを後から来るホイールローダーで片づけていくという作業になるようです。

開発局のグレーダーはフロントに「除雪中」の自発光式看板を設置していますが、このグレーダーにはありませんね。

このグレーダーは三菱重工製のようで表記からすると平成9年度納入のようです。97年式ということのなりますので、なかなかの年齢ですね。確かにLED表示機が主流の現代において、リアについている「横振れ注意」の表示がバックギアに入ると上に上がって下から「バックします」の表示が出てくる古いタイプのものがついていました。
まあ個人的にはこの古いタイプの方が味があって好きなんですけどね。LED表示と違って機械が動いている感がありますし。

ところで札幌市の除雪車もそうなんですが、ここ2、3年除雪トラックというものを見かけない気がします。今回も開発局の車列に除雪トラックはおらず、思い返してみると昨シーズンもいなかったように思うんですね。
札幌市の場合代わりにローダーを増やしたような気がするんですが、除雪トラックというのはだんだんとなくなっていく傾向にあるのでしょうか?
除雪車の中では除雪トラックが一番好きな私としては除雪トラックが見られないのは残念な限り。
除雪トラックはグレーダー以上に種類があって面白いですし、そもそもが重機として製造されたものではない、普通の大型トラックのシャーシを使って作業車にしているというイレギュラー感がいいんですよね。

ローダーの役割を果たすフロントのプラウに車体下のトラックグレーダー、開発局保有のものの中にはサイドウィングを装備したものがあったり、高速道路で活躍するものには後ろから凍結防止剤まで散布できる機能を備えたハイブリッドな車両まであります。
またダンプタイプもあり、除雪車なのに排雪の時は運搬車両として使うこともできるものもあり、除雪車の中では一番奥が深くマルチな車両ではないかと思っているんですけどね。

高速や空港の滑走路で豪快にフロントのプラウで雪をまるでロータリー車で雪を飛ばしているがごとく飛ばしながら走る姿は圧巻です。

ただほかの重機と違って除雪トラックは多分大型免許を保有していないと乗務できないという事情もあって減らされているのかな〜と。

そういえばどういう免許区分なんでしょうね。ローダーやグレーダー、ロータリー車は大型特殊でしょうけど、除雪トラックって大型の他に作業内容的にやはり大特も必要になるのでしょうか。

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