
今年の冬は最初から本気モードで道内をはじめ豪雪に見舞われている地域が多くあります。 岩見沢では10年前にも豪雪に見舞われ、自衛隊が災害派遣されるほどでしたが、今年は12月のこの時期ですでにその時を上回っていて、市民も10年前の豪雪以上と言っているようです。雪が止んでも岩見沢駅構内での除排雪が追い付かずに列車の遅れや運休が出続け、市内の路線バスも一週間以上運休や迂回運転が続くなど大きな影響が出ています。
寒さも12月のまだ初冬という段階で厳寒期のような冷え込みになったりと今年の冬はハードモードだなとすでに感じているわけですが、ただ寒くないと出ないというのが列車から巻き上がる雪煙。冬らしい写真を撮るにはうってつけのアイテムですが、長らく撮っていると感覚で分かるのが雪煙の出やすい気温とそうでない気温。大体気温がプラスに転じると雪煙が出にくくなり、マイナスになると出やすくなるのです。なので撮影中時間の経過とともに気温が下がってくるということがよくありますが、撮影開始直後は出ていなかった雪煙がいつの間にか出るようになってくると、気温がマイナスになってきたなというのがどこかの首長の言葉を引用すると「肌感覚」で分かるわけです。
さて今日の写真は昨シーズンのもの。この時の気温はー10度。昨シーズンもえらく冷えた期間がありましたが、低温、西日という条件でこの時とばかりに出て撮ったものなんですが、降雪があったというのもあって思った以上に雪煙が立っていて列車のはるか後ろまで見えない状態です。寒ければ寒いほど雪煙がモウモウと出ますし、寒いと雪も軽くなりますから舞っている時間も長いのでこのような状態になるわけです。そこに西日でも当たればよりいいわけですが、撮っている側としてはたまりません。なにせー10度の中立って待っているわけですから。
今年は最初からハードな冬ですから、このような条件に恵まれることも多いのではないかと思いますが、ただ待ってる時、そして生活面からするとたまりませんけどね。 |
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