
先日は開発局保有の除雪グレーダーを1台ご紹介しましたが、今日は除雪ドーザーを。
今日ご紹介する除雪ドーザーは川崎重工製のもの。よく見かけるマルチブレードを装備したタイプのものですが、リアのエンジン部分が斜めに下がった設計になっているのでそれほど古い個体ではないようです。近年になって後方の視認性をよくするため、除雪車のエンジン部分を奥に向かって下げるという設計にしたようで、新しい除雪車は大体この構造になっています。
単純な構造に見えるこのマルチブレードですが、右寄せや左寄せに出来たり、抱き込んだり、あるいは両脇へかき分け除雪ができたり、鋭角に路面に入れて氷板をかき出したりと名称通りかなりマルチな使い方ができるブレードです。ただバケットではないのでダンプへ積み込んだりすることはできませんけどね。 熟練したオペレーターだとブレードの裏を使って木や標識の陰になっている部分の雪までかき出すことができるようで、こんな大きな重機ながらまるで自分の手足のように動かしている技術には圧巻です。 |
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