
10日からようやく今年の運行が始まったフラノラベンダーエクスプレエス。今年からキハ183系のリゾート編成に変わり観光型キハ261系になると注目されていたものの、コロナの影響で6月の運行はすべて中止。7月も2週目からの開始で、毎日運行ではなく土日祝のみの運行と運行日数も大幅に減らされ、かつこれまで最大2往復あったものが1往復のみでのスタートとなりました。
フラノラベンダーエクスプレスということでラベンダー編成が使われていますが、もし通常通り2往復運行になっていたら、はまなす編成も運用に入っていたのでしょうかね。史上初の非リゾート編成での運行となった今シーズンですが、早速先日撮りに出てみました。が、一発目は天気がよくなくちょっと残念なスタートになりました。 そもそも運行開始に至るまでコロナに出鼻をくじかれた形になってますからね。
ヘッドマークもLEDでちゃんとイラスト入りで表示になっていますが、ゴチャゴチャしていて正直見づらい印象です。情報量が多すぎる気がしますから、英語表記、日本語表記どちらかに統一した方がいいのでは?と。
それにしてもリゾート編成が運用から外れキハ261系になった今季、フラノラベンダーエクスプレスとは言うものの、私としてはせいぜい「これは特急富良野だな」と思ってしまうんですね。これまでのリゾート編成と比べると見た目に特別感が足りないんです。そもそもが一般の特急に入ることも想定しての車両で、これまでのリゾート編成に比べるとマルチ利用というか、多目的利用というかハイブリッド利用を考慮しての車両ですから、どうしてもリゾート要素が薄まってしまうんですよね。確かにリゾート編成は一般の特急への充当は考慮せず、あくまで観光やリゾート目的で開発されていますので、その手の運用には強いですが、代走で一般の特急へ入る場合は色々と問題があったりしました。ただ一般の特急車両としても使えるようにという要素を加えたことで、観光とかリゾート要素が代わりに薄まってしまったのでしょう。どちらかを立てればどちらかが立たずというのは致し方ないことかもしれませんが、往年のリゾート編成を知っている身としてはちょっと物足りないというか、なんか違うというか。 確かにこうした車両もいいのかもしれませんが、JR九州などのように思いっきりリゾートや観光列車に特化した特別感のある車両というものも1つくらいほしいなと思うんですよね。 |
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