
この春ジェイアール北海道バスでは札幌、長沼と2つの営業所が廃止となり北広島営業所が新設されました。長沼が実質北広島に移転した形ですが、札幌は完全に閉所ということでJHBは1つ営業所を減らしたことになります。 札幌は新札幌駅、かつては江別駅や大麻11丁目から張碓方面にまでとかなり広範囲に渡って路線を受け持つ営業所でしたし、高速路線や貸切車も受け持っていましたので、札幌営業所の閉所は影響がかなり大きいと言えるのではないでしょうか。
さてこの動きで当然車両にも動きが出ますが、かなり大きなものでここ最近ではないほどの大きな車両の動きになっています。 特に閉所となる札幌営業所は当然全車動きが出る形となり、琴似、手稲、厚別、北広島にそれぞれ車両が散っていった形となります。 貸切車は琴似と北広島に分かれて配属になったようですが、高速車は琴似に集約されているようです。琴似はかつて札幌市営の営業所でしたが、今では本社まで琴似へ移転した他整備工場や増車に伴い立体駐車場まで完備されすっかりJHBの拠点となっています。
さてこの車両の動き、単に閉所となる札幌から各営業所に車両が移っただけでなく、既存の営業所からの転属も発生しています。例えば厚別では既存の車両に札幌からの車両が加わるだけでなく、厚別所属の車両が北広島に転属したり、琴似へ転属したりという動きも見られますし、北広島も厚別や札幌と言った動きも見られます。 また北広島は長沼の車両がそのまま転属するだけでなく、厚別からの車両も加わっていますが、新設された北広島へは閉所となった札幌から直接車両が移ることはなく、札幌のクルマは厚別へ、玉突き式で厚別のクルマがその代わりに北広島へという少し謎めいた動きになっています。
さらに今回のダイヤ改正で元々厚別が受け持っていた路線の一部が北広島受け持ちになったり、厚別と共同運行になったりしているので、車両の動きがわかりにくい状況となっています。昔のように車体に営業所別のステッカーが貼ってあれば一目瞭然なんでしょうけどね。
さて今日の写真ですが、札幌200か4770、三菱ふそうエアロスターのものです。このクルマもご覧の通り元々札幌所属でしたが、厚別に転属となっています。
春の訪れとともに古巣と同僚に別れを告げた車両たちがこうして新たな一歩を踏み出しています。 |
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