レカ郎写真記


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...... 2022年05月27日 の日記 ......
■ 248号幌北車庫へ里帰り   [ NO. 2022052701-1 ]
昨年廃車となった札幌市電240形の248号、半年以上に渡って電車事業所で保管されていましたが、先日保存先へ移送となりました。
その移送先というのが地下鉄北24条駅近くの札幌サンプラザ。ご存じこの場所というのは元幌北車庫のあった場所。ここが保存先となりました。かつては出入りしていた、もしかすると所属もしていたかもしれない幌北車庫跡地が保存先とはなかなか粋な計らいだな〜と思ったんですが、早速先日見に行ってみました。



これがサンプラザ前に移設された248号です。このカラーリングになってからの保存車というのは初めてではないでしょうか。
早速見に行くとはミーハーな・・・ではなく、偶然北24条駅を利用する機会があり、バスでその前を通りかかった時に「ああ、そういえばそうだったっけ」というわけで立ち寄ったというだけのこと。

内部はワンマン装置などが撤去されている他は現役当時のまま。最近まで走っていた、そんな感じがします。というかちょっと止まっているだけという感じにすら見えます。
なお行先表示は固定式のようです。

北海道で車両を保存する上で最大のネックとなるのは雪の問題ですが、こちらには屋根がありません。荒廃してしまわないか少し心配ですが、今後色々な利用方法を検討してゆくそうです。ただできれば今の状態を保ってほしいものですね。中にはせっかく募金を募って保存になっても車内を好き勝手に改造してしまって原型をとどめていないというものもありますのでそれだけは勘弁してほしいところ。元々そういう予定での保存ならわかるんですけどね。

この248号は現役当時よく遭遇車両でしたのでそこそこ撮影枚数も多い車両ですが、保存になり解体されずに済んだ安心感がある一方で、ほんとに廃車になってしまったんだな〜という寂しさもどこか感じました。



現役当時の248号です。昨年3月に撮ったものですが、これが私としては最後に撮った現役の姿となりました。なお離合相手は連番の247号です。
最後のカットは今回撮影した側とは逆エンド側での撮影です。

半世紀近い時を経て目にした幌北車庫のあった場所、248号にはどのように写っているでしょうか。
ちなみに当時の運賃は30円だったようです。半世紀で随分上がりましたね〜。

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