
あまり注目されませんが、733系は今年でデビュー10周年なんですよね。ということは札沼線が電化されて10周年でもあります。733系はもう10年?という感じですが、札沼線電化はまだ10年?という印象を私は受けますが、この10年で色々ありました。 昔なら記念のオレンジカード辺りが発売になりそうですがもうないですからね・・・。
733系で言えばこの10年で爆発的に増え、3両1ユニットの編成の他にも6両固定のエアポート編成も登場し、721系の独壇場だった快速エアポートの勢力図を塗り替えるまでになりました。またはこだてライナー向けの1000番台も登場しています。 昔は721系がよく見る車両でしたが、それが今では733系にとってかわった感があります。
札沼線の電化で言うと、電化によって追い出されたキハ141系、所謂PDCが廃車になるものもあればミャンマー送りになるもの、JR東に渡ってSL銀河用の客車として転用されるもの、室蘭本線で細々とローカル列車を支えるものと様々ですが、50系客車改造のこのPDCもそろそろ潮時のようです。
また電化早々にわずかながらですが札沼線を走った711系は今や無き者に。札沼線自体もすっかり短くなって非電化区間がなくなってしまっています。
一口に10年と言うものの、こうして見てみると色々なことがあった10年だなと改めて感じます。
次の10年はどうかと考えたら、733系が20歳になるのもが出てきていますし、先輩の721系やキハ40,キハ54はその頃にはすっかり全滅していることでしょう。731系もその頃には廃車が出ていそうですし、789系0番台もどうなっているかわかりません。 路線数や営業距離、駅数もまた少なくなっていることでしょう。 先輩の721系やさらに先輩の711系は北海道の鉄道の発展や高速化を見てきた車両ですが、733系は鉄道の衰退を見ながら鉄道車両として過ごしてゆくことになりそうですね。
さて今日の写真ですが、ちょっとギリギリではありますが、先日撮った733系です。背後には785系がいますが、この785系も10年後にはいなくなっている車両の1つでしょうね。ただこの785系を廃車にする場合、さすがに車両数が足りなくなるでしょうから、そうなると新たな車両を作るのかどうかですね。 |
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