
今年で5年目を迎える四季島ですが、これまで札幌圏では下りは日没後、上りは早朝の運行だったのでなかなか撮ることが難しい列車でした。しかし今年は運転時間が変わり夕方札幌へ入ってくるダイヤとなりましたので、運行開始5年目にしてやっとまともに撮れるようになりました。 デビューの年にちょっと遠征して撮りに行って以来の四季島ですので、札幌圏で撮ったのは上りを1度撮ったことがあるだけ。せっかくの機会を逃すまいとなるべく運転日には撮影へ出るようにしました。その結果普段行かないような場所、行ったことのない場所、久々の場所などいろんなところで撮ることができましたが、夏休み期間に入ると同時に四季島の北海道ツアーも夏休みなのか狙ったかのように北海道へ来なくなりました。次は夏休み明けまでお預けです。
今まで札幌圏ではなかなか目にすることがなかった車両だけに、沿線で撮っていても居合わせた四季島を全く知らない人から「なんだあれ!?」などという反応が聞かれたこともありました。まあダイヤにも乗ってませんしねぇ・・・。 そういえばデビューの年も竹浦で撮っていた時、居合わせたドライバーさんから「何あれ?みたことないやつだけど」と聞かれたことがありましたっけ。
北海道では今基本編成で言えば一番長いのが快速エアポートとライラックの6両ぐらいのもの。それが四季島は久々の10両編成ですので、そうなると撮る場所にも苦労するんですよね。短い編成なら難なく使える場所も長い編成になるとあっちもこっともダメ〜となってしまうんです。とはいえ北斗星やカシオペアはもっと長かったわけですからね。 夏が進むにつれて草丈も高くなり、昔のように線路わきの草刈りも行われず、草ボーボーですので、それも考慮しなければならず、意外と撮れる場所がないなと改めて四季島の撮影を通して感じました。
それにしてもほんとに高性能な車両ですね。10両編成なのにパンタが2本しか立ってません。交流では2本を使用するすたいるのようですが、編成数を考えればもっとパンタがあってもいいぐらいです。781系なんて6両編成にすると3本もパンタが立ってましたからね。 10両中4両が動力のないT車、種別表記などは割り振られてない車両ですのでありませんが、つけるとするなら「サ」に相当する車両が4両もあるわけですからね。 気動車モードだとさらにプッシュプル方式をとってるわけですし。 残念なのが気動車モードは今のところほぼ北海道でしか使っていないという点。本拠地の本州ではほぼ使っていないわけですので、気動車モードの四季島は北海道でしか見られない貴重な姿ですが、せっかく非電化区間も運行できるのですから、もっと色々な使い方があってもいいのでは?と。 北海道ツアーですら、未だに札幌までお客さんを乗せてきたことってないんですよね。 せっかく北海道全域での運行が可能車両なわけですから、道内完結のツアーやもっといろんな場所へ行くツアーがあってもいいように思うんですよね。 せっかくの性能をちょっと生かし切れていないというのがE001系でしょうか。
さて今日の写真は夏休み前最後に撮ったもの。この場所へ行くのも初めてでしたが、まずまずな場所だったかなと。中継信号機が気になりますが、まあこれは仕方ないです。特に千歳線はエアポートの増発で閉塞が細切れになって増えたことで信号機も増設されたのでこうなってしまった場所が他にもあちこちありますからね。
今年は四季島が札幌圏へ入ってくる頃にはもう真っ暗という季節になっても。独特の窓配列や形状を生かした別な撮り方をしてみたいなと考え中です。 |
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