レカ郎写真記


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...... 2022年11月01日 の日記 ......
■ 残り一週間   [ NO. 2022110101-1 ]


北海道開基100周年記念で建設された百年記念塔がまもなく解体となります。まだ解体反対に声が根強く、そして多くある中、それを無視するかのように推し進められる解体工事、設計や建設に関わった人によれば、まだまだ大丈夫とのことですが、設計したり作ったりしてない道からすれば老朽化でヤバイんだそうです。

さてその記念塔、11月7日から解体工事のため囲われてしまうんだとか。そして周辺は立ち入り禁止となるようです。
ということで百年記念塔をまとに見ることができるのはあと一週間程度となりました。そこで長らく親しんだ記念塔に別れをするべく撮影に行ってみました。

内部に入れなくなり、周辺も立ち入り禁止になっているものの、現在も電気は来ているようで、航空障害灯は生きています。

昔1回か2回ほど中に入った記憶がありますが、エレベーターはあるものの、業務用で乗ることができず、延々と階段を上がらなければならなくて、ものすごい疲れた記憶があります。疲れすぎて上からの景色を見る余裕がなかったような・・・。

高さは100mですが、小高いところに立っているため、厚別区だけでなく、モエレ山の山頂や旭山記念公園、藻岩山などからも見ることができるので、あの辺が札幌と江別の境界線で、新札幌周辺なんだと遠くからでもいい目印になったものです。
記念塔のおひざ元厚別区を象徴するシンボルにもなっており、区内のちょっとしたところに記念塔をモチーフにしたものがあったりと色々なところに取り入れられてきました。今年7月に改名し移転しましたが、記念塔病院というものもありましたし、かつてJRバスで営業所ごとのステッカーが所属する車両に張り出されていた時代、厚別営業所のステッカーには記念塔が描かれていたり、夕鉄バスの車体にも記念塔が描かれていた時代がありました。
北海道100周年を記念するもので、建設から50年以上で色々な形でその存在が浸透していても、老朽化という便利な言葉を建前に簡単に壊してしまうんだなと思うんですよね。多くがやめてくれと反対している札幌五輪にかける金はあっても記念塔にかける金はないんですね。いやはやなんとも・・・。
そうした事情に翻弄されて消えていく運命の記念塔が泣いているのでは?

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