
ここ数年夕方頃に苗穂を出て小樽経由で小樽築港へ送り込み回送される函館本線山線のラッセルですが、今年はちょっと違っています。夕方頃になってからは15時頃苗穂を出て1時間以内に小樽を経由して小樽築港までの回送を終えていましたが、今年はこの時ちょうど遅れていたのではないのであれば1時間以上遅い16時15分過ぎに出るというもの。なかなか撮影やダイヤの調査に出られなかったので気づかなかったんですが、ある意味今時期まで行かなくてよかったです。というのは、これまで通り15時に出るダイヤでもラッセルの運行が始まる頃は冬至前、その後1月中旬を過ぎるまで撮影しにくい状態でしたが、さらに1時間以上遅いダイヤとなれば、冬至前後は特に苗穂を出る前に日没を迎えてしまう状態でとても撮影できる状態ではありません。なので撮影に出ても遅い時間になってるんだということはわかっても、撮影できず半分無駄足になるところでした。 今時期ならギリギリ全区間での撮影が可能だろうと思うのですが、大体2月頃になるまで小樽方面での撮影は厳しいはず。となれば撮影可能な時期が大きく縮小してしまったということになるのでしょうね。1か月半とかギリギリ2カ月くらいといった感じでしょうか。
それにしても石北本線には新たなラッセル車が導入になりましたがこちらはどうでしょう。なにせお高い車両ですからポンポン導入するわけにもいかず、しかもJRが言う単独では維持困難な路線、言い換えると手放したい路線にノミネートされている山線にあんまりお金をかけたくないはず。さらに山線は新幹線の犠牲となって消える運命にあります。そんなところに高い車両を今更導入するとはちょっと思えないんですよね。さてどうするのか。DE15をこのままなんとか騙し騙し使い続けて廃止と共にDE15もポイするのか、それともDE15をハイモ辺りにでも置き換えて廃線までしのぐのか、山線事態を新幹線の開業を待たずに介錯してしまうのか。とりあえず計画では残り10年ない山線ですが、この間も除雪の問題はついて回るわけで、車両の老朽化という便利な言葉と廃線までの残り年数その問題をどうクリアするのでしょう。 |
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