 先日8月に復刻カラーとなった札幌市電の243号を狙いに行ってみました。 雪ミク電車などと違って運行ダイヤが公開されているわけではなく、通常の車両と同じ扱いでの運行なのでその日運用に入っているのかどうかもわからないため、博打状態なわけですが、とりあえず1回目の撮影が出来ました。 週末だと優先的に運用に入れているのでは?なんて思いつつ行ってみたんですが、実際はどうなのでしょう。
今回はクラウドファンディングによる復刻カラーで、来年春243号が廃車となるまでとのことですが、せっかくきれいに塗装したわけですし、募金によって実現した復刻カラーなわけですから、1年くらいは期間があってもよかったのでは?と思ったり。
運行開始当時はメディアなどで報道されていましたが、それを見た時からなんか緑色こんな色だったっけ?と思っていました。実際目にしてもそう思ったのですが、もうちょっと緑が濃かったような気がするんですよね。
このカラー、M101が最後まで纏っていましたが、それを比較してももうちょっと濃い色だったような気もするんですがね。
さてこの復刻カラー、復刻したのはカラーだけでこの他の部分は従来通り。ですのでLED表示機を幕式に戻したわけでもないですし、車体側窓上部に入る札幌市の市章が入るわけでもありませんが、ただこのカラーでLED表示に交通公社のマーク、そして両側にバックミラーがついているというこのカラーが現行だった頃ではありえない組み合わせになっているとも言えるので、ある意味ハイブリッドカラーといえるのかもしれません。
まあでも系統番号まで復活させているので、LED表示から幕式に戻すとまでは言わずとも、札幌市の市章ぐらいはほしかったかなと。
さてこの神出鬼没な復刻カラーの243号、私はラストまで何回遭遇することができることでしょう。
どうせならこの札幌市電の伝統カラー、近年増殖している所謂リトルダンサーシリーズの車両も札幌市電の一員ならば、1度くらい纏ってみるというのはどうでしょうね。新しい車両と伝統のカラーという組み合わせはある意味新鮮かもしれません。
忘れてはいけないのは、この車両が来年春に廃車となること。また1つ240形が減ってしまうんですよね。今までそれほど顔ぶれが変わらなかった札幌市電ですが、ここ数年思い出したかのように旧型車の廃車が進められるようになり、顔ぶれが変わってきており、バリアフリー化は進んでいる一方、なんだか札幌市電らしさが急に失われている感があります。 |
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