
ついに札幌も雪景色になってしまいました。あれほどの猛暑だった夏はどこへ行ってしまったんだ?と思うばかりですし、あの猛暑の中でこれだけ暑ければもしかして今年の冬は来ないのではないか。雪なんか降らないんじゃないだろうか?なんて甘い妄想すらしてしまいましたが、やっぱし冬は見逃してはくれないようですね。パス出来ないようです。
さてそんな残念な季節を前に今年も除雪センターや除雪車の設置や配備が行われています。たぶんこれら重機は猛暑の中整備を受けていたはずですね。 そこで先日みかけたちょっと変わった重機を今日はご紹介です。 今日ご紹介するのはラットシェバーという重機。聞きなれない名前と姿ですが、私もここ1、2年で初めて見かけるようになったもの。最初は除雪ドーザーにロータリーを取り付けてロータリー車化したものなのかと思っていたんですがどうやら違うようで、では何にどう使うのかと言えば路面の氷を砕くもの。ユンボなどでは削り取れないような凍結路面を砕くもののようです。
ホイールローダーのバケットやブレードの代わりに取り付けることができ、ロータリー車のオーガーとか舗装工事の際アスファルトを削り取るロードカッターと同様、スクリューにビットと呼ばれる爪が取り付けられており、これを回転させて氷を削り出してゆくという仕組みです。 排雪作業の際によく使われるもののようですが、私は稼働している姿は見たことがありません。
威力があるため操作を誤ると氷だけでなく、縁石やアスファルトまで破壊してしまうため慎重な操作が求められるそうです。なおこのスクリューは力のかかる部分なので破損しやすいそうです。
ロータリー車だと本州の雪国でも見られますが、ラットシェーバーは路面がガチガチに凍る北海道だけでしか見られない固有種で、しかもその数もかなり少ない希少種のではないでしょうか。
見た感じ結構年代物の重機に見えますがいつからあるものなんでしょうね。 ラットシェーバー部分にもミラーがついていますが、かなり運転席から離れており、これで見えるんでしょうかね。今ならミラーではなくカメラが取り付けられることになる部分でしょうか。 |
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