
来年3月のダイヤ改正で道内多くの特急列車で全指定化や自由席の大幅削減が行われるとのことが発表されました。 基本えきねっとで事前に指定券を買わないと割り引かないというような内容のようですし、いつから特急列車は会員制の列車になったんだろう・・・と。 それはとりあえず置いておくとして、そこで発生するのが789系1000番台と785系の問題。すずらんでは全指定、789系が運行するカムイでは自由席が2両に減ってしまいます。これら元L特急は気軽に乗れる特急、普段着の特急というイメージを私は持っているのですが、その差別化を図るため指定席をあえてグレードの高いuシートにしているはず。ところが今回の改変で普通車も指定となることで、今度は普通車の指定とuシートとの間に同じ指定席ながら格差が生まれてしまうのでは?と思うんですね。同じ指定席特急料金なのに片方は自由席と同じシートに車内、片方はuシートです。uシートの方をグリーン車に格上げするのかと思いきやどうもそういうことではないようですし、新たに指定席となる車両の改造なども今のところ見られません。まあ簡単に言えば「なんで同じ料金なのに向こうばっかりいい車両にいいシートなんだよ!?」と文句が出るのでは?という話です。まあそういう不満が出て当然かと私は思いますが。
快速エアポートでも指定席は別料金が発生する代わりにリクライニングシートであったり、細かいことを言えば編成内でも静粛性の高いサハ車があてがわれていたりと別途料金を払う対価がそこにあるわけですが、元L特急はどうでしょう。
今はバスが衰退していたり、運賃がどんどん上がっているとはいえ、札幌ー苫小牧とか短い距離で今まで特急を利用していた人からすると、そんな短い距離で高い指定席に乗ってられないと高速バスにシフトしてしまい、逆に客足がさらに遠のいてしまうのではないかと思うのですが、短距離利用者は切り捨てるということなんでしょうか。 駅で切符を買うと一番安い購入方法の2倍になるというのもどうなんでしょう。なんだか特急列車がさらに縁遠い存在になるなと私は感じます。 来年3月に行われるJR北の強気な商売、吉と出るか凶と出るかさてさて・・・ですね。 |
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