レカ郎写真記


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...... 2024年05月06日 の日記 ......
■ 札幌市電 1110号   [ NO. 2024050601-1 ]


札幌市電で18年より導入が続いている1100形。13年より導入が始まった連接車のA1200形は構造が複雑で製造に時間とコストがかかることや、車内レイアウトなどに関してあまりいい評判がないといったことなどから3両導入したところでストップし、代わりにA1200形と 同じくリトルダンサーシリーズのタイプSを元に開発され導入されているのがこの1100形。1100形は連接車ではなく単車でしかも部分低床車というスタイルなので、両端の台車部分は2ステップの段差があり、これはこれで混雑時などは利用しにくい状態となっています。かといって車内に段差をなくするとなれば台車のスペースはどうするのかといった問題が発生しますし、台車の高さを考えて床面を上げれば2ステップ分は上げなければならずとノンステップバスのようなわけにはいかないというのが鉄道車両における低床化の難しいところですね。まあ一番簡単で低コストに出来るのは、電停の高さを車両に合わせることでしょうか。電停への出入り口はスロープにすれば車いすでの利用も出来るでしょうし。

さてこの1100形、鳴り物入りで登場したA1200形と違って登場は地味な感じでしたが、あっという間に増殖して昨年10月にデビューした1110号を持って10両目となりました。5年で10両ですからかなりハイペースで増えているわけですが、この間台車が変更になるなど若干のマイナーチェンジを繰り返していますが、この10両目となる1110号でも小変化が見られます。それがLED表示機。だんだんと世の中フルカラーLEDや白色LEDの表示機が導入されるようになってきましたが、この1110号でも白色のLEDを採用しています。
この白色LED、特に側面のものはLED表示機とは思えないほどきれいに表示されています。今後はフルカラーLEDで導入や既存の車両のものを白色やフルカラーLED化なんていうこともあるのかもしれませんね。

1100形は14両製造予定とのことですので残るは4両ということになりますね。ということはさらに旧車が最低4両は減るということになるわけですか・・・。
余談ですが、次の1100形は1111号になるわけですが、そうなると現存する札幌市交通局の車両では220形の222号がぞろ目の車両ですが、1111号は2両目のぞろ目車両ということになりますね。

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