 先日ハードディスクをあさっていたところ「こんなのも撮ってたんだ」という1枚が出てきました。それが今日の写真。 夜行便には何度も乗りましたが、これは恐らく特急まりもに乗った際のもので、南千歳を出て照明が落とされてからの車内です。ようするに非常灯ですよね。
道内を走っていた道内完結の夜行列車は札幌を出ると旭川や南千歳を過ぎるとこうして車内が非常灯に切り替えられました。つまり「もう寝る時間だぞ」という意味です。 車内アナウンスもなくなり、ひたすら薄暗い車内の列車が走り続けるという夜行列車だからこその光景になるわけです。 同じ車両、同じ特急でも夜行便は色々違っていたと感じます。昼行便はまさに都市間輸送という感じでしたが、夜行便はゆったりとした時間が流れ、乗り合わせた人同士のつながりも生まれやすいような独特の空気感がありました。 暗くなった車内では車内灯が窓に反射して外が見づらいということもなく、真っ暗な中にポツポツと見える明かりがゆっくりと過ぎ去っていく光景に目をやったり、車内が暗くなる前に寝る用意を済ませておく人がいたり、なかなか昼行便では見られない光景がありました。
車内が空いていれば前の座席を転回させて向かい合わせにして寝たものです。寝るといっても寝てるんだか起きてるんだかというような状態ですけどね。途中駅で停車して発車する時気動車特有のノッキングで目が覚めたりしますし、その都度今どこなのか寝ぼけたような状態で駅名看板を見て確認したりして。
そうこうしてるうちにいきなり車内が明るくなってあと何分で終点に着くとのアナウンスが入りますが、冬だと外はまだ夜なんですよね。大体車内が明るくなってアナウンスが再開になるのは終点に到着する30分くらい前だったでしょうか。
冬場だとまだ完全に起き切ってないような状態であったかい車内からいきなり極寒の外に降りると寒さがいつも以上に身に応えたものです。
また時に回送する車両があれば誰も乗っていない車両が中間に入っていたりしたのも夜行ならではです。
そんな夜行列車もキハ183系も過去のものになって久しくなりましたが、あの独特に雰囲気は未来永劫もう味わうことが出来ないのでしょうかね。
座席車はあまりしっかり寝ることはできませんでしたが、この写真を撮ったまりもに乗った時の帰りの1度だけ、寝台車に乗りましたが、そちらは疲れていたとはいえ同じ列車とは思えないほど熟睡で気づけば北広島通過中でかなり焦ったものです。 開放B寝台とはいえ寝台ってこんなに快適で座席車とは違うんだなということを実感しました。グリーン車よりも高い値段ではありましたが、あの時ただ1度だけ奮発して乗っておいて今はよかったと思っています。もう寝台車に乗るのは北海道では無理ですからね。ちょっとでも夜行寝台という文化に触れられてよかったと思っています。
余談ですが、写真に写っているシートの背面についているアルミ製の広告枠、確か昔廃品販売で買ったことがあったような・・・あれはどこへ行ったかな?などということもこの写真を見て思い出しました。 |
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