
今日は車両本体ではなくバス路線に注目してみました。 今日取り上げるのは北海道中央バスの74系統月寒本線です。 この月寒本線は中央バスの路線でも随分と歴史のある路線の1つで80系統の番号が与えられていますが、この月寒本線には亜種が存在しています。それが今日ご紹介の74系統。番号こそ違えどこちらも月寒本線ですが、80系統が札幌駅前ー平岡営業所間の運行に対して74系統は札幌駅前ー農業研究センターと少々聞きなれない発着点を持ちます。 これは豊平区にある農業研究センターへ乗り入れる路線で、現在では平日ダイヤの1往復のみ存在する路線。時刻表でもまともには掲載されておらず80系統の欄外にちょこっと載っている程度という幻のような路線なのです。
農業研究センターはその昔農業試験場でしたので、こちらの方が馴染みがあるという人も多いはず。札幌ドームも農業試験場の敷地内に建設されたものです。
さてこの74系統、元々は東80系統の1つとして設定されていました。一時東80系統は平岡営業所発着便、月寒ターミナル発着便に加えて農業試験場発着便と3系統も存在しており、その他にも真栄または真栄高校発着便なるものもあった時代もあります。歴史をさかのぼると系統番号が割り振られる前の時代、最低でも1970年代初めには既に存在していました。 まあ発着点が行政機関ということがあってのことなのでしょうね。 昔は便数もそこそこあったと記憶していますが、東豊線の延伸開業に伴う路線改変で一時福住駅発着の福80系統という短い路線になっていた時代もありますが、その期間は短くすぐに札幌駅前発着に戻り、95年の冬ダイヤで80系統から分かれて独立した74系統となっているようです。 74系統となった当初は7時〜19時までの間大体1時間に1本ベースで運行されていたようですが、02年の冬ダイヤ改正のタイミングで大幅減便の1日1往復となりほぼ現在と同じ時間帯での運行となったようです。
ただ1日1往復になってから20年以上になりますが、ドライバー不足で便数や路線が容赦なく削られる中、この路線だけは特別扱いのようになぜか生き残っていたり、一度は福住駅発着になったものがすぐに札幌駅前発着に戻ったり、かなり昔から運行されていたりという辺りから、この路線の運行にはどうにも見えない力が働いているような感じがします。 でも実際朝夕1往復のみですので、農業研究センターの職員さんがどれだけ利用している路線なのかという感じもします。
私は末端まで乗ったことはありませんが、基本農業研究センター内は一般には入れない場所。月寒東1条19丁目から先へさらに乗り続けようとした場合どうなるのでしょう。まずドライバーさんから注意喚起され、その後IDなどの確認が行われて部外者だとその場で降ろされるのか、それとも一応一般の路線ですのでとりあえず乗り続けることができるのか、気になりますがちょっと試してみる勇気は私にはありません。
さてこの幻のような知る人ぞ知る74系統、この先いつまでその歴史を歩み続けることができるでしょうか。
ちなみに今日の写真ですが、先日その74系統を撮ったものなんですが、なるべくスローシャッターにしたものの、LED表示なのでやはりきれいに表示が写っていませんね。 |
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