
今日は函館市電の車両を1台ご紹介です。 今日ご紹介するのは函館市企画局交通部の700形719号です。 700形は1959年に登場した車両で全14両製造されましたが、現在は3両まで数を減らしています。今日ご紹介の719号を含む715〜720号は1960年製造分ですので、札幌市電で言うと240形と同い年となりますね。 比較してみるとバス窓という点は同じですが、東京都電の影響を受けている函館市電700形に対して札幌市電の240形はヨーロピアンスタイルですので車体形状は全然違っていますね。 また製造も700形は新潟鐵工なのに対し、240形は札幌総合鉄工協同組合で製造された道産電車という違いもあります。
共通して言えることは、近年双方とも置き換えにより数を減らしているという点でしょうかね。240形は248号が札幌サンプラザに静態保存されたり、243号が最後に復刻カラーとなって1年弱運行して引退したというのは記憶に新しいところです。
また中ドア横に車掌窓があり、共にツーマン車で落成していることも共通でしょうか。
改めて見てみると、函館市電ってパンタが車体中央に設置されているんですね。ハイカラ電車を含め新しい車両も同じですが、一方で札幌市電の場合車端部寄りに設置されていますので、パンタまできっちり入れて撮ろうとすると、札幌市電で前パンタで来た時よりはましですが、函館市電の撮りづらさを感じました。
余談ですが、今回かなり久々に函館市電を撮りましたが、実は1回も乗ってないんですよね。あちこち移動はしているものの、全部バスでの移動だったので市電には乗れていないのです。最後に乗ったのは12年前でしょうか。干支一回りといった感じですね。
さて次に私が函館を訪れる時、700形は現存しているでしょうか。今度は乗って札幌市電の240形と比較してみたいところですけどね。 |
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