
今日はニセコバスから1台。 今日ご紹介するのはニセコバス本社所属の札幌300あ1181、トヨタハイエースワゴンです。 ニセコ町では一般の路線バスの需要に対する運行コスト増大対策で、デマンドバス方式を採用、これに伴いそれまで運行していたふれあいシャトルをはじめとした町内の路線バスを廃止しました。この路線バスの大幅見直しによって誕生したのが事前予約制のデマンドバスであり、そのデマンドバスで使われるのがハイエースというわけです。 運行開始から2台のハイエースで運用されていますが、今年になってこのハイエースが2台共入れ替えになったようなんです。 というのが今日のクルマ。私が把握している限りでは今年3月の段階で既にこのクルマになっていました。 それまでは色々な絵柄が描かれた車体だったものが急にシンプルになったので、カラーリングの変更でもしたんだろうかと思ったんですが、ナンバー自体が違うんですね。 クルマもよく見比べてみると、以前のものはドラミラーだったものがそれがありませんし、バンパーも以前はボディーカラー、ハイルーフだったフールも下がって背丈が低くなっていますし、ドアノブなども以前はメッキ仕上げされていたものがこのクルマではブラックアウトになっています。 ハイエースは基本ドアミラーのようですからこの辺り完全に異なっています。 詳細は不明ですが、おそらくハイエースのコミューターというグレードになろうかと思うのですが、中古導入なのか新車導入なのかは不明です。 またなぜ入れ替えを行ったのかも謎のまま。増車ということも考えられますが、以前のクルマを見かけなくなったこと、そして車両番号「1」がこのクルマには与えられていることから、おそらく入れ替えになったものだろうと思われます。先輩を差し置いて新人が1、2という若番をつけるというのはちょっと考えにくいんですよね。 では以前のものは?となるとそれも謎のまま。ニセコ周辺や喜茂別など後志管内ではこうしたハイエースを使ったデマンドバスが続々登場していますので、そうした方面へ移籍して行ったということも考えられそうです。 それにしても今北海道の鉄道を廃止してバス転換しようなどという動きが加速しつつある中、一方で一般のバス路線すら維持できずに消えて行き、こうした小規模のデマンドバスで十分という状況を見ると色々なことを感じてしまいます。 |