
今日は北海道中央バスから1台。
過去にご紹介したことはあるものの、今日は北海道中央バス美国車庫所属の札幌22か3113、日野+富士重工R17Eのご紹介です。
97年中央バスでは2年ぶりとなるロマンス車を導入しました。そのうちの1台がこのクルマですが、この時入ったロマンス車はそれまでのスタイルから大きく変わったというのが97年のロマンス車でした。
シートモケットは長らく暖色系が採用されてきたものの、97年式からはグリーン系となり、中戸も引き戸だったものが折り戸になり、テールランプも長らく採用してきた3連のシーケンシャルフラッシャーライトから一般車と同じく標準仕様となりロマンス車の定義が大きく変わりました。
また中でも少数派だった富士重工7Eを架装したクルマがいすゞシャーシの他日野シャーシでも導入になり、その日野シャーシのものがこのクルマとなります。 日野+富士のロマンス車はかなりレアですが、その中で最もレアなのがこのクルマと言ってもいいでしょうね。
さて他の仲間がLED表示機に改修される中、このクルマはまだ幕式で残っていました。おそらく先がそんなに長くないためLED化されずにいるものと思われますが、中央バスでは今年からLEDヘッドライトを採用しており、LED化したクルマが各所で見られるようになりましたが、これは先の長いクルマを対象に行っているとのこと。しかしこのクルマがなんとLEDヘッドライトになっているではありませんか。 札幌市内や小樽市内のクルマを見ても他に今や古参車となった札幌22ナンバーをつけるクルマでLEDライトに転換されているものはまずありませんし、それどころか札幌200ナンバーでも初期のものですらLED化されていませんので、かなり珍しい例ではないかと思われますが、幕式表示機にLEDライトという組み合わせもおそらくこのクルマだけのものと思われます。
まだ先が長いということなのかは不明ですが、せっかくの希少車ですからなるべく長生きしてほしいものです。 |
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