
先日1回くらいは行っておかなきゃな〜と言うことで、四季島の撮影へ行って来ました。とはいえ以前ご紹介したことがありましたが、四季島の撮影自体は初めてではありません。ただ札幌圏でやっつけ仕事的にではなくということで、1度くらいはちょっと遠くまで出向いてもいいかなということで行ってみたわけです。
とにかく四季島はこれでもかというくらい上下ともに光線が悪いわけですが、光線的にどうしても進行方向左側に入りたい、そこで色々検討した結果竹浦で撮ることにしました。 竹浦では1時間ほど停車するため歩きでも2度撮れると言うおまけ付き。しかも跨線橋を使うと左側に入ることができるんですね。
室蘭本線での撮影も久々で、苫小牧ー東室蘭で撮影するのはチップ輸送かキハ160の試運転以来だったかもしれません。
さてその四季島、どのくらい人が集まるだろうかと思ったらなんとまともに撮ってたのは私だけ。え!?こんなに不人気なの?それとももう飽きた?なんて思ったりしたんですが、竹浦ではホームを10両すべて外して停車するという徹底ぶり。 警備員も2名配備されていましたが、警備の必要が ないほど人が集まっていないんですね。ただ1人地元の方と思わしき人が時間ギリギリになってコンデジ片手にやって来て、ホームに降りたところで警備員に抑止。少しして跨線橋に戻ってきました。どうやら追い返されたようです。
四季島はホームから外れて止まっていますし、ホームもオープンスペースのはず。ホーム端には柵もあります。なのに「跨線橋から先へ入るな」ということのようなんです。 仕方なく跨線橋からその方は撮ってましたが、跨線橋だと今度思いっきり架線のビームが架かってしまうんですね。 ほどなくその方は帰って行きましたが、富裕層向けの車両だから庶民は見るな、触るなということなのかと感じてしまいました。まったく関係ない上り線側のホームにも1人警備員がいましたので、その後そちらから撮影しようかと考えていたものの、その様子を見て「たぶん追い返されるな」と判断。そそくさと竹浦駅を後にしてその先の踏切へ向かいましが、追い返された地元の方の姿がどうも頭から離れませんでした。
こういうことが四季島の不人気につながってるんだろうかなんて思ってしまったんですが、停車時間が長めに設定されている美々でも同じような感じなのでしょうかね。
こうなると札幌圏に夏至でも撮影が厳しいような時間に入って来るダイヤにしているのもわざとではないかと感じてしまうんですよね。早朝に函館に入って来てるのに札幌まで来る時には日没って普通に考えるとあり得ないわけですから。そんなに乗り降りして観光地巡りを乗客がするわけでもないようですし。
なんだか色んな部分で釈然としない印象を受けた四季島でした。
さて今日の画像はその竹浦でのもの。跨線橋から撮ったものなんですが、これでギリギリです。もうちょっと右によるとビームが入ってしまいます。
北海道にやって来たぞ的に側線にいたハイモを入れてみたんですがこの程度です。
普段使わない3番線を使っているので、入線時パンタがバチバチ鳴ってましたが、よく考えるとこの区間の架線って今や785系or789系1000番台とこの四季島しか使わないんですよね。 なんのための電化だったのか・・・という感じさえしてしまいますが、この3番線の架線なんてまさに今や四季島のために張ってあると言ってもいいわけですよね。
四季島はパンタが1両に2機ついてますが、片方はたたんだままでした。ただ周りにもらい錆びがついてましたので使ってないわけではないようです。ということはあれは直流用なのか、あるいは新幹線用なのかと思うのですが、今だにメカニズム的にもよく分かんない車両だなと。 結局非電化区間を走る時は両端の車両がディーゼル機関車のように押したり引いたりするだけで、トワイライトのように中間車にはエンジンなどがないようですしね。 海外の鉄道車両のような感じですが、ルーフがカマボコ型で両端にエアコンがつくという24系で見たことのある屋根には意外でした。
今週分でとりあえず四季島は一旦終了のようですが、一応来年以降も来道の予定はあるみたいですね。ただこの列車もいつまで続くのか・・・と思ってしまいます。
北海道にもクルーズ列車を!なんて声も随分出ていますが、この手の徹底した庶民排除型のものであればいらないです。 |
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