
今日はジェイアール北海道バスから1台。
今日ご紹介するのはジェイアール北海道バス長沼営業所所属の札幌200か235、日野ブルーリボン・ワンステップです。
このクルマは2000年1月導入のクルマで、北海道旅客鉄道で導入したもの。00年4月にバス部門が分社化され、ジェイアール北海道バスになっていますので、このクルマはおそらくJR北海道が最後新車導入した部類と思われます。そのため僅かな期間ながらJRマークをつけていました。
新製配備は札幌中央、現在の札幌営業所で08年に琴似、13年には手稲を経てその年のうちに長沼へ再転属と厚別以外の札幌圏各営業所を渡り歩いています。
この235が先日廃車となったようなんですね。今日の画像は先月末になんとなく撮ったものなんですが、これが最後の撮影となってしまいました。
長沼の路線でブルリワンステを見かけた時、長沼は長らくブルリはブルリでもロマンス車ばかりでなかなか低床化が進んでいなかったイメージがありましたので、転属車ながら長沼にも低床化、バリアフリーの波がついに来たんだな〜なんて思ったんですが、そのうちの1台がこのクルマでした。
何度か長沼の路線で乗ったりもしていますが、長沼の路線でロマンスではない都市型のワンステ車というのがどうにも長年のイメージに合わなかったのを覚えています。
その後今ではワンステばかりになり、比較的新しいクルマも長沼に回るようになりましたが、ロマンス車だらけだった時代がちょっと懐かしかったりします。
また当初これらのクルマはホイールベース間の座席が首都圏仕様のような跳ね上げ式のロングシートでしたが、横向きに引っ張られるのがどうにも嫌だったのと、座席が固くてちょっと勢いがついた感じで座るとかなりお尻が痛かった覚えがありますが、そのうち廃車発生品などを使ってロングシートを撤去した上で前向きシートに改められる工事を受けています。
本格的に札幌圏でもバリアフリー化や低床車の普及が進められるようになったのもこの年ぐらいからで、特にJHBは北海道中央バスやじょうてつがまだツーステで導入している中、ワンステのみでの導入を始めていましたが、そんなクルマも廃車を迎える時代になったわけですね。 考えてみればこのクルマもKC代ですし、今年で17年目ですし、このクルマが導入になった頃は滝川営業所や帯広営業所があったような時代ですし、10年そこそこで廃車されていたモノコック時代から見れば2倍近く長生きしていますので、それだけ長い間活躍して来たんだなというのはわかるんですが、それでもやっぱりワンステまでもが廃車の時代というのはほんとに時の流れは早いなと実感してしまいます。
なお連番の234はまだ稼働しているのを見かけていますし、236は先月厚別から小樽へ転じて稼働しているものの、237は5月に離脱していますので、2000年代に入ってからのクルマの廃車も本格的に進められて来ているようです。 |
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