レカ郎写真記


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...... 2017年11月29日 の日記 ......
■ 風前の灯火な福68系統 大谷地線   [ NO. 2017112901-1 ]



間もなく12月。そうなると各バス会社では冬ダイヤに切り替わります。一部通年ダイヤで運行している事業者もありますが、この冬ダイヤで時間がずれたり、需要に合わせて本数が増えたり、それに伴い夏の間眠っていた冬季対策車が運用に出てくるようになったりと色々な動きが見られるようになりますが、今日はそのダイヤ改正で変わるものの1つを取り上げてみました。

今日取り上げたのは北海道中央バスの福68系統大谷地線です。
この路線は地下鉄南郷18丁目駅を経由して真栄ー福住駅を結ぶ路線。同じ大谷地線でも平岡営業所発着の福63系統も存在し、福63系統の方が多く運行されています。ようするに福63系統のうち真栄発着便が福68となるわけです。

この福68が冬ダイヤ改正の際1日1往復になってしまうようなんです。
今も休日ダイヤでは運行便のない路線ですが、ついに平日ダイヤでもほぼ廃止状態になるようなんですね。

12月1日からのダイヤだと真栄発福住駅行きが17:34分発、福住駅発真栄行きが7:34となっており、完全に福68で福住駅に向かった便が福住駅から福68として真栄まで折り返し運転をするという状況ですらなくなるようなんです。

とはいえ、今も福63で福住駅に到着した便が福68になったり、その逆があったりはしているんですけどね。

私個人もなんで真栄を発着点にしている路線があるんだろう・・・と不思議に思っていたんですがね。運用面から見ても平岡営業所発着より車両を回送する手間がかかりそうな停留所の位置ですし、運行本数が今ですら1日4往復ですから、それほど需要があるとは思えなかったんですよね。
ただ他のどの路線も発着点にしていない真栄を福68は発着点にしていますので、特に福住駅発真栄行きだと「真栄」と見慣れない行き先を出していますから、レア感はありましたけどね。

そもそもこの大谷地線自体大谷地どころか厚別区に入ることのない路線なのに大谷地線と名乗っている変わった路線だったりします。厳密に言えば東北通に厚別区と清田区の境界が引かれていますから、真栄行きは厚別区を走ることになるんですけどね。

冬ダイヤから1日1往復、特に真栄という行き先を見ることができるのは1日1回しかなくなってしまう福68系統、ひょっとすると来年4月の夏ダイヤ改正ではすべて福63になり、福68は系統番号ごと消滅してしまうかもしれません。まあ今まであったこと自体ちょっと不思議な路線ではありましたからね。ある意味よく今まで廃止されずに残っていたとすら思うほどです。

というわけで、今日の画像ですが、真栄行きのものを探してみたところいくつか出てきたんですが、やはり幕式の方がいいだろうということで懐かしの1枚を選んでみました。
この札幌22か2445も12年に徐籍になっていますので、廃車されてもう5年になるんですね。
LED表示だと完全に行き先だけの表示ですが、幕式の場合は双方の発着点を表示してあるものだったので、不福住駅、真栄両方の停留所名を方向幕に見ることができました。昔はみんなこのスタイルだったんですけどね。

同僚のクルマで比べると若干早めの徐籍でしたが、見慣れていたはずのこのブルリもすっかり懐かしいと感じるぐらいになってしまいました。

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