レカ郎写真記


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...... 2017年12月04日 の日記 ......
■ 間もなく二十歳   [ NO. 2017120401-1 ]



早いもので2017年も終わろうとしていますが、そんな中来年二十歳を迎える車両を。

キハ261系と言えば今も絶賛製造中のキハ183系に代わる北海道の特急型気動車として今や頂点に立とうとしている車両ですが、その多くは1000番台の話。しかしそもそもの始まりは98年に製造された宗谷線向けの100番台でした。この100番台が早いもので来年20周年となります。2年ほどかけて試運転を行い、デビューは00年ですので、宗谷線特急誕生20周年はもう少し先になりますが、車両としては先に完成していましたので来年が20周年となります。

そんなに経つの?と思ってしまうんですが、今もデビュー当時のことを覚えています。キハ261系は特に注目していた車両でしたので、試運転の頃から色々見ていたものですし、オレンジカードなどもよく買っていました。
ただ設計のベースが通勤型気動車のキハ201系でしたので、それまでの車両からするとチープな感じは否めないんですがね。その頃から車両コストを出来るだけ抑えようという動きが加速していたような気がします。キハ283系なんて随分コストをかけて開発していましたからね。今はなくなってしまいましたが、グリーン車はカーテンの開閉に至るまで電動でしたし。それからするとキハ261系は随分安っぽくなったなぁと思うのは無理もないんですがね。

さて、今日の写真ですが営業開始前のキハ261系のものを。この時は札幌駅で内覧会が行われることになっていたものの、輸送障害が発生して急遽取りやめに。車両は苗穂から回送されてきたものの、内部が公開されることはなく、訪れた見物客には絵葉書が配られて終了となってしまいました。
写真はとりあえず来たものの・・・という場面。今は亡き711系とのツーショットですが、20年ほど前は日中でも当たり前に711系が走っていました。
まだ先頭部にロゴが入る前ですし、札幌方先頭車の貫通戸下部には補助灯まで設置されていました。

あれからまもなく20年、それほど大きく変わってはいませんが、自慢の車体傾斜システムは停止状態となり、スーパー宗谷で登場したものの今はスーパーが取れてしまい、区間短縮となったサロベツまで担当するようになりと多少なり変化はしてきています。
残り10年ほどありますが、元々コストをかけて製造されている車両ではないですし、いろいろとトラブルも多くなって来ているようで、最近では代走の車両で走っていることも多くなっていますので、余命は10年ないのかもしれませんね。というか今みたいな状況で未だ頼みのキハ183系を減らしてしまって大丈夫なのでしょうか?今のようにキハ261系が運行できない状況になった時、代走する車両がないという理由で気軽に運休されてしまっては当てにならないと乗客離れも進むのではないかと思うんですがね。

それにしても未だトラブルの代走がキハ183系というのもすごい話です。

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