781系が引退して今年で10年目になるんですね。え?まだ10年だったの?と思うほど随分経ったような気がするんですが、まだ10年しか経っていませんでした。
この10年を振り返ってみるとほんとにいろんなことがあり、車両の顔ぶれが激変したものです。
781系の後には先輩である711系が全廃し、DD51も全廃、DE10すら貨物からは全廃で、キハ141系が札沼線から撤退した代わりに札沼線が電化し今や電車が走る時代、キハ261系1000番台は当時既にありましたが、まさかここまで増殖するとは思ってませんでした。 その他寝台列車の全廃などもありましたが、一方で735系や733系といった車両がデビューし、733系に至っては未だ増殖中です。今も川重でエアポート編成の新車を製造中のようですからね。 貨物ではハイブリッドのHD300といった今風の機関車が登場したりとめまぐるしく変わってきました。
さて781系と言えばライラック、すずらんでしたが、ライラックは今年特急の名称として781系廃止と当時に消えてからの再登場となりましたが、こちらは車両が元青函789系。一方で781系からバトンタッチを受けたはずの785系が今や2編成しかないという状態ですからね。10年前こうなるとはちょっと思いませんでした。まさか札幌ー旭川が789系に統一されるとは・・・。まあいつかは来ることとは思ってましたが、10年でこうなるとは思いませんでしたからね。
ただ同世代であるキハ183系のスラントがまだ生き残っているというのがすごいな〜と。こちらも来年春までの命のようですが、781系が27年で全廃していることを考えると、北海道全体でみると範囲が限られる電化区間だけ走っていた781系と比較すればキハ183系の方が使われ方も走行距離も781系の何倍も酷使されているわけですが、781系よりも随分長生きしたんだなと改めて感じてしまいます。しかも未だ後輩のトラブル時には代走で出てくるほど頼られた存在というのもキハ183系の偉大さを感じてしまいます。今ここまで使い込める車両はあるでしょうか。おそらく銀箱の車両には無理でしょうね。その点から見るとキハ183系の初期車はよくがんばったと言えるでしょう。
本州JR東日本エリアにも乗り入れ経験があった781系ですが、今後こうした車両はまずないでしょうね。なにせ青函トンネルが新幹線に乗っ取られてしまっていますから。
一部車両は函館市内で引き取られ保存されているようですが今も健在なのでしょうかね。 |
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