レカ郎写真記


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...... 2017年12月13日 の日記 ......
■ 消えた赤いキハ183   [ NO. 2017121301-1 ]



赤いキハ183系と言えば6000番台のお座敷車。そのお座敷車ですが近年になって赤い独特のカラーから通常のHETカラーへ戻される車両が出はじめ、ついに先日最後に残っていた車両もHETカラーへ戻されたようです。
最近は表舞台に「お座敷車」として出てくることはなく、トラブルを起こした車両の代走に入ったりする程度。しかも締めきり扱いのことが多いようです。

以前だとこの時期は登別温泉とのタイアップで特急北斗に中結されたり、先頭を務めたりしていたものですし、私も北斗で何度か指定席、自由席共に乗ったことがありますが、その他オホーツクに団体向けや一般向けについたり、かつては特急利尻、サロベツに連結されていた時代もありますが、今ではそんなことも全くなくなってしまいました。

足を伸ばせてすごくいいなと私は思ったんですが、靴を脱いだり履いたりするのが面倒だという声があったとも聴きます。
特に特急利尻についていた時はフルフラット状態でのお座敷でしたので、寝台料金などを払わなくても、通常の指定席料金だけでしっかり横になって寝て行けるというのは素晴らしいのになと思うんですがね。夜行列車は座席、寝台ともに経験していますが、やっぱりしっかり横になって寝られるのと、座席で寝るのとでは格段に違いますからね。

一応廃車やお座敷から座席車へ戻されるということはなく、カラー変更だけに留まっているようですが、今後このお座敷車はどのような殊遇になるのでしょう。今や臨時列車や団体列車がほとんど走らなくなってしまったJR北海道において、お座敷はもはや不要な存在とも言えるわけですが、活用しようと思えばアイディア次第でいくらでも使い道がある車両だと思うんですがね。キハ400と違って定期列車に併結出来るというのは非常に大きいように思うのですがね。特に今だとインバウンドの観光客には日本風のお座敷という車両はうけがいいように思いますし、車内でお茶でもたてるというのもいいんじゃないかなとと思うんですがね。

今日の写真はもう随分前になってしまいましたが、臨時快速おざしき摩周で走っていた時のもの。快速としても使っていたんですよね。しかも釧路方先頭車は今は亡き青ボウズです。
冬の道東観光もなんだか最近は需要に対して下火になったなと感じます。ノロッコはなくなりキハ54へ、唯一道内で走るSLとなった冬の湿原号もカマの調子がすぐ悪くなってDL冬の湿原号化してしまっていたり、このお座敷摩周も3シーズン程度しか運行されませんでした。結局活かせるものがこれだけあるのに生かそうとせず、乗客がいない、収入がない、維持困難だと言っているのが現状だと思うんですがね。もうちょっと経営側ではなく、乗客目線に立った経営をなさってはいかがかと・・・。

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