
今日は北海道中央バスから1台。
今日ご紹介するのは北海道中央バス千歳営業所所属の札幌200か2202、いすゞ+富士重工R17Eです。
このクルマは98年に導入になったKC代のクルマ。元々は旭川営業所に新製配備されたもので、03年札幌ナンバー圏である滝川へ転属する際札幌ナンバーへ変更になったのがこのクルマです。さらに05年には石狩へ転属し、以来石狩の一員として活躍してきました。しかし今年1月頃になって今度は千歳へ転属となり千歳の一員に加わりました。
元は旭川にいたクルマが時間をかけて少しずつ南下し、ついには中央バス最南端の営業所にまでたどり着いたというのがこのクルマの経歴ですが、旭川、滝川時代は田園地帯を走り、石狩時代は時に日本海沿いのオロロンラインを走り、今度は千歳で空港や支笏湖まで乗り入れることになったわけで、道内の色々な景色を見ている数少ないクルマと言えるでしょう。
この間LED表示機に転換されたりしているものの、ほぼオリジナルの姿をとどめていると言ってもいいでしょうね。
V8モデルのいすゞ車の場合、中央バス発注車では少数派ですので数少ないV8車、しかも富士重工7Eのいすゞシャーシもそうですが、純正指定の日産ディーゼルシャーシですら残り少なくなっていますので、今となっては貴重な1台でもあります。
98年式のいすゞシャーシでV8モデルとなるとかなり限られたクルマになりますが、もしかしてこのクルマだけでは?と思うんですがどうでしょうか。 V8モデルは97年にも配備されていますが、こちらと違うのは中央バス伝統の3連テールランプから標準テールに変更になったり装備の簡素化が行われたりと若干の変更はありますが、前年導入のものに準じた装備になっています。
98年式ですので、もしかすると札幌ナンバー圏に配備されていれば新車時代から札幌200ナンバーを、しかも一桁、二桁と言うようなかなり若い番号を取得していたかもしれませんね。
このクルマも早いもので今年で20年目、私個人としては雪まつりのシャトルバスで毎年のように見かけるクルマで、雪まつりシャトルの定番の1台でしたが、今年からは千歳に転属してしまったので、もう雪まつりシャトルで活躍する姿は見られなくなってしまったわけですね。 旭川からスタートしたこのクルマも最後は千歳で迎えることになるのでしょうか。 |
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