
今日は夕張鉄道から1台。 今日ご紹介するのは夕張鉄道野幌営業所所属の札幌22か2176、日野ブルーリボンです。
このクルマは93年に夕鉄が新製導入した2台のうちの1台。すっかり札幌22ナンバーを見かけなくなった中、このクルマは札幌22ナンバーをつけ、しかも93年式という札幌圏でも今や屈指の古参車となっています。
路線車は20年でも結構頑張った方ですが、30年も見えて来ているこのクルマ、これまで優先席の向きを直したり、カラーリングを若干変更した程度でほぼオリジナルを貫き続けているのも特徴の1つと言えるでしょうね。
現在夕鉄においても幕式表示機のままというのがこのクルマと連番の2175だけなんだとか。近い車齢である2715も最近になって車体更新とともにLED表示機への転換を行っている中、今だ未改造ということはそう長く使う予定はないということなんだろうか?と思ってしまうんですが、30年も見えている93年式、どうせなら30歳を迎えてほしいなと思うばかりです。 この幕式表示機ってほんと見なくなってしまいましたね。
それにしてもスケルトンボディは色褪せませんね。すでにこのクルマはモノコック時代の寿命を2倍以上生き続けているわけですが、モノコックは十数年でも古いな〜という感じだったのに対し、全然そんなことは感じませんからね。 現行型と同じ装備が随分あるのもその1つかと思いますが、モノコックからスケルトンへの移行というのはほんとに画期的だったんでしょうね。ひょっとするとバスのこれ以上基本的な部分の進化というものは今後ないのかもしれません。
なおこのクルマがこの時就いていた文京通西行きのこの運用ですが、この路線は1日2往復しかないという希少な路線だったりします。 以前はもっとあったような気がするんですけどね。 |
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