今月末を持ってボーイング747の初代政府専用機が退役します。 所謂ジャンボジェットと呼ばれる機材ですが、国内保有のジャンボはこれで貨物機を除けばすべて姿を消すことになるのではないでしょうか。 様々な舞台に登場し、様々な人を乗せてきた政府専用機が平成の終わりとともに終焉を迎えようとしているわけですが、その後継機となるものがボーイング777−300ER。その2代目政府専用機は昨年夏に新千歳へ到着後内覧会などを経て運用開始を待つ状態になっていますが、先日新千歳で訓練飛行をしている場面を見かけました。
世界でこの日本の政府専用機がBー777初の軍用機なんだそうですが、今後いろんな場面に政府専用機として登場するのがこの機体となります。
747の政府専用機は横一線に赤い帯が引かれていましたが、777の方はコックピット横辺りから一旦翼に向けて下がった後側窓を横切って機体上部に抜けるような形で帯が引かれています。 写真ではちょっと分かりにくいですが、機体側面に入る「日本国」の文字は747に比べると細いフォントになっているようです。
垂直尾翼に入る機体番号を見ると80−1112となっているのでこちらはサブの2番機の方ですね。
このB777−300ERは777シリーズの中でも最多の数を誇るようですが、一番多い機体を選択したのは整備面のことがあってなのでしょうかね。一番多い機体であれば整備も楽ですし、部品の調達も簡単でしょうからね。
初代政府専用機がいろんな場面に登場し、いろんな歴を作って来たように、4月以降この777が新たな政府専用機としての歴史を刻んで行くことになるのでしょうね。 747の方は今後解体される運命なのでしょうけど、せっかくなので1機くらいどこかに静態保存でも出来ないものなのでしょうかね。 |
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