レカ郎写真記


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...... 2019年08月11日 の日記 ......
■ クリスタルエクスプレス終了   [ NO. 2019081101-1 ]

先日JR北海道から公式にクリスタルエクスプレスの引退が発表になりました。
ついにこの時が来たかというのと、なんだかあっけない最後だなという2つのこをと思ってしまいましたが、来月末に2日間札幌ー富良野をラストランで往復して最後となるようです。

最近の様子を見ていると、車両を必要最低限以上保有しないようにする、無駄と判断したものはどんな価値があってもスクラップにするという傾向が見られましたので、フラノラベンダーエクスプレスぐらいしか今は活躍の場がなく、しかも古くなって来ているクリスタルはいつリストラされてもおかしくないなとは思っていました。また運転できる運転士も限られるんだそうですね。
そうした不利な条件下である意味よく今まで残ったものです。

フラノエクスプレスやトマムサホロエクスプレスの時は道内あちこちにラストランで顔を出していましたが、ニセコエクスプレス同様たった2日しか、しかも札幌ー富良野でしかラストランを行わないというのはさびしい限りですし、車両への思い入れもそんなのだったのかなと感じてしまいます。
以前は修学旅行の集約臨でも使われることがあったリゾート車両ですが、今後はノースレインボー1編成のみになってしまいますし、そのノースもさほど車齢が離れているわけでもないため、後追うように・・・ということになり、一時は6編成もあったリゾート車両ですが、北海道からその姿を消してしまうことになるのでしょうね。
キハ261系を使ったリゾート車を今後導入する計画がありますが、でもやっぱりキハ261系であり、これまでのリゾート列車色を前面に打ち出した専用車両ではないので、これらリゾート車と比較すると特別感やリゾートへのワクワク感がなく、やっぱり違うんだよな〜と思ってしまうんですよね。

ところでダブルデッカーのキサロハ182が履いている台車は北海道では運用実績のない583系のサハネ581の台車を流用しているわけですが、この台車だけ見ると半世紀以上経っているんですよね。いろいろ手を加えているとはいえ、使おうと思えばここまで使えるわけです。

さてこのクリスタル、来月末で最期を迎えた後、ニセコエクスプレスは引き取り手が見つかりニセコ駅構内で余生を送ることができるようになりましたが、クリスタルはどうでしょう。引退後の引き取り手が現れるのか、そして保存場所はその場合どうなるのかというのが気になるんですよね。最近はJRではなく民間の手で車両を保存しようという動きが多く見られますが、ちょっと地味なイメージのクリスタル、もらいてははたしてつくのでしょうか。気づけばスクラップになっていたというのはちょっとさびしい気がするんですよね。


さて今日の写真ですが、先月のフラノラベンダーエクスプレス運転期間に撮ったものです。
この場所では何度も撮っているんですが、あえて百年記念塔を入れて撮ってみました。このバックに写る百年記念塔も時期は未定ですが、解体が決定していますのでいずれ失われるものとなりますので、まさに令和の時代に消えゆく者同士といった感じでしょうか。

っということを意識してあえてこの時は百年記念塔を入れて撮ってみたのですが、まさかそれがこんなに早く現実になるとは思いませんでした。
おそらくフラノラベンダーエクスプレスの残りの期間中入ったとしても、日没後にこの場所を通過することになりますし、ラストランの時も日没後の通過となるでしょうから、もうこのツーショットは早くも撮れないものになってしまったのでしょうね。


クリスタルは随分昔、最前列の席がまだあった頃、クリスタルも落成から10年ちょっとといった時代に1度私は最前列に乗ったことがあるんですが、それが最初で最後となってしまいました。

来年以降フラノラベンダーエクスプレスが今年同様最大2往復で運行となってももうクリスタルが出てくることはないわけですね。まさに今年の夏が最後の夏になったわけですが、来年以降どうなるのかも気になるところ。1往復はノースレインボーエクスプレスでフラノラベンダーエクスプレスとして運行し、もう1往復はキハ183系で運行となるのでしょうか。その場合特急富良野とかそんな感じの名称になるのでしょうかね。

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