
今日は十勝バスから1台。 今日ご紹介するのは十勝バス本社所属の帯広230あ2086、日野レインボーHR・ノンステップです。
このクルマは以前からご紹介しているものと同様06年にふるさと銀河線代替路線向けとして7台導入になったうちの1台。
車内にリクライニングつきのハイバックシートが並ぶロマンス仕様となっている点も他のクルマ同様で変わりありません。
さてこのクルマも他のクルマ同様17年に銀河線代替路線から帯広市内及び近郊路線用へと転用され代替路線から降りています。
しかし現在も銀河線代替路線の専用カラーであったスターラインカラーを変わらず纏い続けています。もしかすると7台中このクルマが最後のスターラインカラーのクルマとなっているのかもしれません。
これらレインボーHRを置き換えて行った新車の方はこうした特別色を纏うこともリクライニングシートを装備することもなく、車両は中型ベースロングからフルサイズの大型車になったものの、グレードや扱いはダウンした感が否めません。こうして最初はレインボーHRにリクライニングシートという全国のレインボーHRでも屈指のハイグレードな内容で投入された代替路線用の車両も扱いも少しずつレベルが落ちてゆくことになるのでしょうね。またそれが鉄道廃止路線の存在が薄れゆくことの1つにもなるのかもしれません。
でもなぜ未だに不思議に思うのは帯広ー陸別でレインボーHRという選択だったのかということ。同じ代替路線を担当する北見バスではフルサイズの大型車を導入しているんですよね。 3時間半近くかかる路線ですから、一般路線車ではなく高速路線タイプのクルマでもいいようにすら思うんですよね。帯広ー旭川のノースライナーに匹敵するほど時間がかかるわけですし。乗り通すお客さんは少ないかも知れませんが、ドライバーさんが途中で交代がなければ往復6時間以上というのは緩くない話なのではないかと思うんですよね。 |
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