
今日は道南バスから1台。 今日ご紹介するのは道南バス室蘭東営業所所属の室蘭200か648、日産+富士重工R17Eです。
このクルマは富士重工7Eを架装するKC代のクルマ。元々は関東バスが新製導入したものです。
移籍時期ははっきりしないものの、10年前後ではないかとみられます。 さてこのクルマ、富士7Eですが、大型のUAではなく、大型ショートのRP。富士7EのRPというのは少し珍しい部類になるのではないかな?と思うのですが、札幌圏でも北海道中央バスがKC代、そして次のKL代で何台が同じようなRPを導入しています。ただしこちらがRP211なのに対し、中央バスで導入したものはRP250、RP252で導入していますので型式的には別ものとなります。
また中央バスのものは前中ドア共に折り戸で導入されているのに対し、関東バスのものはワイドドアで導入されているという違いが見れます。 そもそも日産ディーゼルにおける9m車はしばらく途絶えており、関東バスの要請に応じて製造を再開したという経緯があるようなので、ある意味関東バスらしい1台と言えるのがこのRPなのかもしれませんね。
道南バスでは関東バス時代を色濃く残し、前乗り仕様を中乗り仕様に変更することなく運用しているので、側面表示機や車外スピーカーは前戸側についたままになっています。
日産ディーゼルがバス事業から撤退、富士重工もバス事業からは撤退となり、9mの大型ショート車も一部観光型を除き製造されなくなっているので、今となってはないもの尽くしが凝縮されているのがこのクルマともいえるのでしょう。 |
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