今日は美唄自動車学校のクルマを1台。 今日ご紹介するのは美唄自動車学校の札幌200あ780、トヨタハイエースワゴンです。
このクルマは先日ご紹介した札沼線非電化区間の廃止を受けて代替路線用に導入されたもののうち、月形ー浦臼を担当する美自校に配備されたもの。
クルマとしては月形当別線で採用されているものと同じハイエースのグランドキャビンのようですし、ナンバーも下段モータースへ入ったものと連番になっています。
月形当別線は2台の車両で運行されていますが、このクルマが担当する月形浦臼線はこのクルマ1台のみで対応となるので、このカラーリングのクルマはこの1台のみ。こちらも月形当別線のクルマ同様、ご当地のキャラクターや沿線の名物や風景がデザインされています。
月形が代替路線の分岐点になるため、月形のキャラクターは双方に描かれているのが面白い点ですね。
月形当別線のクルマは「とべーる号」でしたが、こちらは「かばとーる号」の愛称がつけられています。月形も浦臼も樺戸郡だからでしょうね。
リアです。 ハッチに乗降中の表示機がつけられています。 月形当別線のクルマとは履いているアルミホイールが異なりますね。この辺は運行会社が選択するのでしょうか。 なおハイエースながらちゃんと行き先案内の自動放送が出来る機能がついています。
時間帯によってはこのように駅前で双方の代替バスが並ぶというシーンが見られます。 廃止後駅舎が解体ということになった場合この光景は見られなくなりますね。 駅舎が解体となった場合、駅舎の跡地にバス乗り場が整備されることになるのでしょうか。
それにしても月形当別線が2台で対応というのもなんだかな〜という感じですが、月形浦臼線に関してはこのハイエース1台のみでの対応、つまり小型バスですらないワゴン車1台で間に合ってしまうほどの需要しかないし見込めないということになるわけで、いくら人口が少ないとはいえ、いかに今まで地元住民が公共交通から遠ざかっていたかがうかがえます。 率直に言って、この代替路線は鉄道廃止によって形だけ、申し訳程度に残した公共交通であって、実際には公共交通が完全撤退してもいいような状態にあると言えるのかもしれませんね。そのうち代替路線すらなくなり、公共交通機関の空白地帯と化してしまうのかもしれません。 この地の代替路線2代目の車両というのはこの先導入されることはあるのかな、この世代で終わりになってしまうんじゃないだろうかと感じてしまいます。
ところでこのハイエース、万が一満員になってしまった場合どのように対応するのでしょうね。すぐに増便を出せる体制になっているのでしょうか。 |
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