 今日は夕張鉄道から1台。 今日ご紹介するのは夕張鉄道の札幌200か5417、日野ブルーリボンシティです。
このクルマは夕鉄が3月頃導入したKL代のブルリシティ・ワンステップ。 元は03年に東急バスが導入したTA443号で後に東急トランセへ転属し、貸切登録になっていたもの。
03年式ですでのジェイバス製ではなく日野車体製ということになりますし、今年で17年目のクルマでもありますから、既に古参車の部類に入って来ているクルマですが、まだこうして活躍の場を得ることができました。
なお夕鉄でも1台ブルリシティは新製導入していますが、そちらは04年式ですので、このクルマはさらに1年古いクルマということになります。
東急グループから夕鉄への移籍というのは前例がないわけではないですが、あまり多い方ではないですね。観光マスクのブルーリボン以来でしょうか?
このクルマ、東急グループ時代にちょっと面白い改造を受けており、元々LED表示機で落成して使用されていたものの、東急トランセへ転属した後、貸切登録になったということで幕式表示機に転換されているようです。普通は幕式からLEDへ載せ替えることがほとんどですが、このクルマはそういう流れを逆行していたわけですね。東急グループ全体でもブルリシティの短尺車と幕式表示機という組み合わせはこの1台だけだったようです。
なお除籍後は表示機ごと幕が売却になっているようで、夕鉄へ移籍してから改めてLED表示機をつけたようです。
その表示機ですが、前乗り仕様を導入した場合夕鉄でも中乗り仕様化するために、側面表示機を中ドア方向に移設する改造を行っていますが、このクルマではそうした改造を行わず、前乗り仕様のまま、側窓1枚目に表示機がついたままになっています。 発注車の他にも移籍車で最近はブルリシティの数が増えている夕鉄ですが、あまり手を加えず稼働しはじめたのはこのクルマが初ではないでしょうかね。
最近発注車の古参車が1台除籍になったようですが、このクルマが置き換えたのかもしれません。 車齢30年近いブルリもまだ現役を貫いている夕鉄ですが、それでも気づけばそうしたクルマも随分数を減らし、移籍車ばかりになってきていますね。夕鉄らしいクルマに乗れる率が減りつつあります。 |
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