かつては少ないながらもあれこれと北海道の車両を買っては走らせて楽しんでいたNゲージ。しかし価格が高いこと、趣味がだんだん写真の方に傾いて行って興味が薄れてしまったことなどからすっかり遠ざかってしましました。昔は北海道の車両はなかなか製品化にならず、首都圏の車両は細かく、しかも新しい車両が出たらすぐ製品化されるということから、不公平感を抱いていたものですが、最近は北海道の車両も比較的製品化されるようになり随分充実したなと感じますが、それでも冷え切った私が動かされることがありませんでした。
しかし、そんな冷え切った私を先日衝動買いさせてしまったのがこちらでした。
十数年ぶりに買った車両、それはキハ40でした。これまで全国的に事故廃車などを除き生存率が高かったキハ40ですが、ここ最近になって全国でも道内でもキハ40が置き換えられるようになり、急激に数を減らすようになってきました。道内でも函館本線山線でH100形に置き換えられ、その後も導入が進んでいることからおそらく3月あるダイヤ改正でもH100形は大きく数を伸ばし、慣れ親しんできたキハ40が大きく数を減らすことになるはずです。 まだまだたくさんいるから大丈夫と心のどこかで思っていた部分もありましたが、キハ40の全廃は意外と早くやって来るのかもしれませんね。 ということもあって、手元に慣れ親しんだキハ40を1両くらい置いておいてもいいかなと思って十数年ぶりにNゲージを買ったというわけです。
私が買ったのは昨年秋にTOMIXから出たタイフォン撤去型。ほんとはほぼオリジナルの未更新車ならもっとよかったんですが、まあこれでもいいかな〜と。ちなみにTOMIXの車両となるとさらにしばらく買ってませんでした。最後の方に買っていたのはよく北海道型車両を積極的に出していたマイクロエースでしたから。TOMIXの車両で最後に買った車両と言えばフラノエクスプレスまでさかのぼるような・・・。
キハ40の中でタイフォン撤去車は旭川、釧路に所属していますから、あまりなじみのないグループだったりするんですけどね。
今回買ったのは動力のないT車。特に走らせる目的もなく、単純にオブジェとしてほしいと思ったので、別に動力がなくてもいいし、その方が安いのでT車でよかったのです。
久々に買ったNゲージの車両ですが、インレタが細かすぎて正直「めんどくせえな〜」という感じでしたが、種別表示がクリアパーツの交換式になっていたり、最初からTNカプラーがついていたりと、以前とはずいぶん変わったなと感じました。かなり細かい表示のインレタまであるのに、サボのインレタはないんだ・・・とも。
種別表示やヘッドマークは昔だとステッカー式でしたからね。
無線アンテナやホイッスルなどは今回つけませんでした。というのは細いピンバイスで加工しなければならないため。そこまで細いものは持ってませんし、私がやると絶対まずいことになると思ったのでこれでいいや〜と。どうせなら最初からついた状態にしてくれればいいのですがね。
さて最初からTNカプラーがついていましたので、これも久々に手持ちの車両を1つ引っ張り出して夢の競演です。
キハ40+キハ56というイメージですが、キハ56の方、実はキハ58です。当時キハ56は販売されておらず、これで我慢するしかなかったんですね。
かつてこんな編成も実際ありましたが、キハ40が全廃になると両方過去帳入りとなるわけです。 そういえばキハ40は道内の車両で言うと最後の東海型でもありますね。
一応留萌線仕様のキハ54も買ってるんですが、これはTOMIX名義ではなく、鉄道コレクションシリーズなのでノーカウントかなと。でもせっかく買ったキハ40とくっつけてみるのも面白そうです。
余談ですが久々にひも解いてみたNゲージ、721系と785系は覚えていたんですが、キハ281系とキハ283系の増結セットも買っていたのを今の今まで忘れてました。 |
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