
今日はジェイアール北海道バスから1台。 今日ご紹介するのはジェイアール北海道バス手稲営業所所属の札幌200あ105、三菱ふそうローザです。
このクルマは01年にJHBが新製導入したKK代のローザ。
手稲高台シャトル専属車として2台導入したうちの1台がこのクルマです。 札幌市内路線大手3社で唯一路線車のマイクロバスとなります。
JHBにはいくつか個性的な車両というものがいますが、このクルマは特に個性の強いクルマではないでしょうか。 まずマイクロの路線車というだけで他社を含めても珍しい車両ですし、おそらく今となってはJHBの路線車では唯一幕式表示機を今も使用しています。幕式表示機を現役で使っているのは今ではこのクルマの他に札幌圏だと夕鉄の古参車ぐらいになっているのではないでしょうか。 さらに一般路線車ながら高速路線車のカラーリングというのも見逃せません。JHBの場合中型のリエッセなどもこの高速、貸切カラーを纏っていますので、ある意味青と白でツバメが入る一般路線車のカラーというのは大型の路線車しか纏えないカラーということになるのでしょう。
しかしこの車両、ちょっとこの先が心配なんですよね。というのもこのクルマが専属で担当している手稲高台シャトルは今では平日ダイヤのみの運行でしかも1日2往復のみ。ダイヤ的には1台でも回せるダイヤになっているため。 年々減便され今ではここまで便数が減ってしまっている他、車両も01年式と今年で何気に二十歳。いくら走行距離が短いとはいえ大型基準では廃車となる車齢になっています。 この2つのことを考えると手稲高台シャトルは廃止、ローザは廃車となるのが筋ではないかと思うんですよね。わざわざ1日2往復しかない路線のために新たな車両を用意するとも思えませんし。 最低でも1台に減車じゃないかなという感じがします。
札幌圏でもかなりレアな路線車だけに少しでも長く活躍してほしいものですが、ローザにとっても路線にとっても厳しい現実しかないのかもしれませんね。1度乗ってみるのも面白そうです。ある意味ローザはそう簡単に乗れる車両でもないでしょうし、一風変わったJHBの路線車を体験してみるのもよさそうです。
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