
先日97%が隠れるという月食が起りました。どうせまたダメなんだろうと思っていたところ、偶然にもその時間晴れていたので見ることができました。 最初はいつもより短くいびつな三日月が空にあり、だんだんとその三日月が細っていくのがわかりました。というか、前日までほぼ満月な状態の月だったのにいきなり三日月が空にあるということ自体おかしいんですよね。途中の半月などの行程を全部吹っ飛ばしてることになりますから。
三日月が細っていくのに従ってその三日月の横にボヤ〜っと赤銅色の月が夜空に浮かび上がりだしました。今回は皆既月食ではありませんでしたが、ある意味この微妙に皆既ではない月食という方が面白いのかもしれません。 というのは、時間の経過と共に太陽に照らされ光っている月面の位置が動いて行くためです。今日の写真では下側が光っている状態のものですが、私が最初に見た時は向かって右側の三日月だったんです。それが赤道付近で見られるような三日月になっているではありませんか。そしてそのうち左側が光るようになり、やがて光っている範囲が広がって行って食の終わりを迎えるという時間の経過と共に太陽に照らされている部分が移っていくのがわかるというような色々と変化する月食を見ることができたわけです。なので皆既月食より楽しめたのかもしれません。
一方で月面でも月食の時は太陽の前を横切る地球の周りに赤い光が夕焼けのように出るという現象を見ることができるはずですね。 |
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