レカ郎写真記


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...... 2021年12月29日 の日記 ......
■ 北海道開発局 小松GH320   [ NO. 2021122901-1 ]



今日は北海道開発局の除雪車を1台ご紹介です。
今日ご紹介するのは北海道開発局保有の小松製作所製 GH320 除雪グレーダーです。

この車両はどうやら07年頃導入と見られるグレーダーで、このクルマ最大の特徴として少しわかりづらいかもしれませんが、後部に粗面形成装置が取り付けられている点が挙げられます。
粗面形成装置は早く言えば剣山のようなものが取り付けられていて、除雪後にテカテカになる路面をひっかいてツルツルを解消するというもの。もう1つの役割として路面に粗面を作ることでその後凍結防止剤を散布した場合粗面に凍結防止剤がはまって留まるという効果が得られるようです。

ただ剣山のようなものがついているのではなく、タインと呼ばれる剣山の針に当たる部分とアタッチメントの間に防振ゴムが挟められており、これにより路面の凹凸に関係なく粗面を形成することができる仕組みになっています。

背面にはLED化以前ではお馴染みの普段は横振れ注意の表示、バックギアに入るとそれが上にペラっとスライドして下から「バックします」の表示が出てくる看板が取り付けられています。最近はLED化されていますので面白味がなくなりましたが、こうした機械仕掛けのアナログ式看板っていいなと思うんですよね。


なお札幌市と違って開発局の除雪方法は少々変わっているようで、少ない重機で行うためか、1番車でやって来たこのグレーダーが何度も何度も交差点付近を行ったり来たりして除雪を行っていたのが札幌市との最大の違いです。札幌市の場合グレーダーや除雪トラックはあまりバックせず、常に前進あるのみで除雪を行っていますからね。その代わり開発局より車列の台数が多いというのが特徴です。
それにしても作業中見ていると駆動輪の後ろ2軸が一斉に空転している場面が見られました。無敵そうに見えるグレーダーでも滑って空転することってあるんですね。それとも力が強すぎたのでしょうか。

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