 先日かなり久々に苗穂の鉄道技術館へ行ってみました。苗穂工場の公開が途絶えて久しいですが、そんな中一部ではありますが、工場内に入れる貴重な時でもあります。
技術館の他に留置車両も楽しみの1つですが、正門近くに札沼線専用のキハ40 400番台がいました。 20年の札沼線非電化区間廃止によって失業してしまったこの400番台、しかし未だに車籍があって保留になってるんですよね。しかも見ると廃車前提の二休車ではなく一休車でした。
確かに96年に401がキハ40769から、402が770から改造を受けて札沼線専用になっていますので、この間他のキハ40と違って潮風にさらされることもなく、長距離を延々走るということもなく、ひたすら札沼線を往復していただけですから、車両の痛み方も走行距離も他の車両と比べると少ないため、廃車にするのはちょっと待てという感じになっているのかもしれません。それにエンジンのパワーアップなどが行われているため、他のキハ40よりハイパワーなんですよね。なので観光向けに改造されたキハ40というのがいくつかありますが、それらの車両よりも実はマルチに活躍できる素質を持っているのが400番台と言えるのではないでしょうか。 とはいえ、ヨンマルをさっさと手放してH100形に置き換えたいであろうJR北が今更400番台を観光向けなどに転用するとはどうにも考えられないんですよね。
そうなれば入れ替え用とかマヤ検向けなど事業用として転用するのが妥当なところなのかな〜と思うのですが、さて今後の処遇は一体どうなることやら。とりあえず今は宙ぶらりんな状態なのでしょうね。 でも他のキハ40より転用に向いているだけに、このまま捨てられてしまうのはちょっと惜しい気がします。 |
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