今年3月に一旦引退したキハ283系ですが、1年後となる来年3月に石北線特急として復活する予定となっています。 老朽化を理由に引退したはずがなぜ?となるわけですが、キハ283系は先日定期運用を終えてあとはラストランを待つのみになっているキハ281系と違い、複数回にわたって製造されているわけですね。
具体的には96年製造の1次量産車から01年製造の5次車まで存在しているわけですが、一番新しい01年式だとまだ21年と10年前後寿命まであるわけです。しかも今現在1年運用を離脱しているわけですから、寿命がさらに延びることになりますね。
そこでふと思ったのは以前苗穂工場の鉄道技術館公開日に見たキハ283系たちです。これらってもしかして生き残る、つまり石北線へ転用される車両なんじゃないだろうか?と。 ではまずその時見た3両のうちの1両目から
これが一番まともに撮れたものなんですが、この車両はキハ283−12です。キハ283−12というと99年製造の4次量産車となりキハ283系の中でも比較的新しい部類になる車両です。
続いては簡易運転台が目立つこの車両。これはキハ282−2008で、キハ283系では一番新しい5次車となるもの。ちょっとこのまま捨ててしまうのはもったいない年式です。
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こちらはキハ283−13で1枚目の車両と同じ99年製造の4次車となるものです。
とりあえずこの時見た車両はキハ283系の中でも年式が浅い4次車と5次車でした。おそらくこのグループを中心に石北線特急へ転用されるのではないでしょうか。年式からすると寿命まで10年前後あります。 で、そこで出てくるのが新幹線とキハ261系の関係。これらのキハ283系が寿命を迎える頃、北海道新幹線が札幌までやってきます。そうなると北斗用のキハ261系が不必要になるわけですね。そこで余剰となるキハ261系でキハ283系を置き換えていくという計画なのではないか?と思ったわけです。 まあいつの時代も石北線特急はおさがりばかりで冷遇されているな〜と思うのですが、キハ261系が石北線へ転用となるまでの間繋ぎにキハ283系を使うということなのかもしれませんね。
ちなみにキハ283系の方も4次車は4両と5次車は20両あるので4,5次車だけでも十分石北線特急を回すことができるはずなんですよね。
それにしてもその昔撮影中に突如ピカピカのキハ283系の試運転車がやって来たことがあったんですが、それが5次車の本線試運転列車だったんです。が、そんな車両が一時的とはいえ役目を終えて引退させられているというのは時の流れも早いですが、キハ283系の寿命としても早いな〜と感じる次第。
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