
昨年度から進められることになっている札幌市電の8500形延命工事、先日その第一号となった8502号を見かけたところ、見た目に変化が出ていました。それが今日の写真。 遠めに見てヘッドライトがLED化されているなというのはわかりました。3300形で進められているものなので、緑の車体にLEDヘッドライトとなれば3300形という感じでしたが、やって来たのは8500形。へ〜ついに8500もLEDに・・・と思って見ると何か違和感が。よく見るとヘッドライトごと交換になっているではありませんか。8500シリーズの灯火類は丸形でしたが、角型になっているんですね。おそらく丸形に対応できるLEDヘッドライトはなかったのでしょう。それで丸ごと交換になったと思われます。さらによく見ると出入り口表示などサボ式だった部分がサボ受けごとなくなりすべてステッカーに。また写真ではわかりにくいですが、中ドア横辺りの車体裾にあった型式、重量、定員数、製造年が書かれたプレートも撤去されステッカー化されています。車体からプレートというものが一切なくなっているんですね。
車内を見ると降車ボタンが現行のバス用のものに交換されているようです。 ただここまで色々交換されているものの、乗降中の表示はLED表示化されてなかったんですね。
比較的最近運用再開したのか、塗装がピカピカですが、おそらく苗穂の札幌交通機械で更新工事を行ってきたのではないかと思いますが、旧型がどんどん置き換えられていく中、昭和生まれの8500シリーズはまだ大丈夫なようです。オリジナルの姿は失われつつありますけどね。
ちなみに留置車両が置かれる旧入庫線に1100形の最新1109号がササラ電車に挟まれる形でいました。今年も旧車から廃車が出ていますからね。気づけば10両に迫る現札幌市電における大所帯となってしまいました。 |
|